見出し画像

経団連会長「ぬるま湯終わった」

一般国民はデフレ突入した1997年以降、ずっと不況で、ぬるま湯要素なんかないのでは。( இωஇ )

経団連会長は恐らく、日銀の大規模金融緩和(異次元の金融緩和=量的緩和)で、市場(実体経済)にお金が流れ込み、それ(日銀の介入)によって社会が支えられていた、と解釈し……これを、ぬるま湯(カンフル剤で市場が歪んでいる)と呼んでいるのでしょうが、実際は量的緩和で増えているのは、社会にあるお金(銀行預金)ではなく、日銀当座預金(民銀が日銀に預けている決済用のお金)です。日銀当座預金は量的緩和政策により2013年以降凄まじい勢いで増え続けましたが、日銀当座預金は私たちが使えないお金です。

日銀は2013年4月に量的な金融緩和を推進する観点から、再び金融市場調節の操作目標を、短期金利からマネタリーベースに変更し日銀は2016年9月、物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、マネタリーベースの拡大方針を継続すると決定した。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ri/ryou_kanwa.html

以前、日銀は金利を下げてデフレ脱却しようとしましたが、金利が下がっても需要がないため融資が行われず、デフレは脱却できませんでした。そこで今度はマネタリーベース(ほぼ日銀当座預金)を増やす量的緩和政策を行いましたが、日銀当座預金が増えても、私たちのお金(ほぼ銀行預金)が増えることには直結しませんでした(質的緩和でETFやREITが買われた分、それが値上がりし、それらの資産を保有していた人(まあ金持ち)の資産価格は上がった)。