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休息と睡眠を何よりも最優先に。

若さは最大のアドバンテージだった

「あー、これは…またきたか」
最近、自身の身体に変化を感じるようになりました。

三度目の曲がり角。

社会人になりたての頃、パチンコ企業の現場で勤めていた僕は無茶なシフトを組まれていました。
遅番として夕方より働いてから閉店後も深夜までメンテナンス業務をし、ほんの数時間の仮眠をとって翌朝早番で朝から夕方まで勤務。
そして家に帰って泥のように寝る。その繰り返し。
今では絶対考えられないような勤務体系だったわけですが、当時は「社会人って大変だなー」くらいの感覚で、大きな違和感を持つことなく働き続けていました。

入社2年目で本部に登用された後も一人で新規部署の立ち上げを任されたこともあり、朝7時から終電まで働き続ける毎日。ピーク時は200日以上連続勤務していた時期もありました。
それでも倒れることなく大丈夫だったのは、自分にとってやりたい仕事でかつやりがいを感じていたからだと思います。

皆さんは10代から20代の頃、自分の体力に対して「無敵感」を持っていませんでしたか?
徹夜で映画を見まくったり、友達とカラオケで朝までオールしたり、それでも次の日普通に学校やバイトに行くことができていたあの頃。
特に根拠はないけど体力気力ともに充実していて、自分の命も永遠に続くかのような錯覚。

僕がその「無敵感」を初めて打ち砕かれたのは28歳くらいの時でした。
ある日を境に突如徹夜がしんどくなってきたのです。
それまでは仕事の納期が差し迫っていても「まあ、最悪徹夜して仕上げればいいか」と体力勝負に持っていくことができたのですが、このタイミングを境に働き方やスケジュールの組み方を改める必要が出てきました。

2度目の曲がり角は35歳くらいの頃。
今度は急激にお酒が弱くなり、今まで持っていなかったアレルギー症状が出るようになったのです。
僕はこれまで花粉症になったことがなかったのですが、この時期から急に症状が出始め、それに伴ってアレルギーで食べられないものも出てきました。
このタイミングでは人付き合いの仕方や食べるものが変化していきます。

そしてここ最近。
以前に比べて胃腸が弱くなり、健康診断で引っかかったり、毎日8時間寝ないと次の日の体調が優れなかったりとまたひとつ段階が進んだ気がしています。
仕事や働き方に対する価値観も以前は「給料が高い仕事」や「出世できそうな組織」だったものが、今は何よりも休息と睡眠が取れることが大切だと思うようになり、仕事と生活のリズムも睡眠時間を軸に組むようになりました。

こうして年齢を重ね身体の変化を体感してみて感じたこと。

「若さって最大のアドバンテージ」だったんだな。

稼働できる時間より稼働の質が大切

このように書くと、年齢を重ねることがネガティブかのように思われるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。

確かに年齢が若かった頃は体力・気力的な制限を感じることがない無敵感に溢れていたのですが、その分仕事で成果を出すためのアプローチが「稼働時間を長くすればいい」という体力任せになっていたように思います。ただ、年齢を重ねていくに従って体力勝負では追いつかなくなっていくのが現実です。
僕自身も体力任せで突き進み、疲れた状態のままで仕事をしていた結果、思考力が低下し、大きなミスを起こしてしまったことがありました。

そうすると必然的にこれまでから仕事の仕方を改める必要が出てきます。
ただ突撃するのではなくじっくり資料を作って上司への確認回数を減らす、毎回同じことを繰り返しているような作業を自動化する、自分じゃなくても出来る仕事を人に頼むなど、どうすれば効率的に仕事を進めることができるのかを考え始めるようになりました。

稼働時間任せから、稼働の質を大切に。

そのことに早めに気づき、働き方を転換できたのは今振り返っても良かったなと思います。

また、「若さ」とは、必ずしも年齢的な意味合いだけではなく、身体的・精神的な健康状態でもあり、そういった意味での若さを維持していくためにも、十分な休息と睡眠を取ることは必要不可欠です。特に、睡眠不足は身体的・精神的に悪影響を及ぼす可能性があり、加齢に伴う体力の低下や、ストレスによる心身の疲労などの原因にもなり得ます。
適切な休息と睡眠を取れる働き方をすることで、身体と心がリフレッシュされて集中力が向上し、一日のうちに生産的に過ごせる時間が増えるので、結果としてより稼働の質を向上させることもできます。

十分な休息と睡眠を取ることを軸に働き方を工夫することは、より効率的に成果を上げられるのに加えて、若さを保つことにも繋がります。

やりたいことをやり切りたいなら何よりも健康を大切に

NO.2のポジションは経営にも現場にも近いことから様々な課題に直面する一方、たくさんの刺激とやりがいも満ち溢れている為、「やりたいこと」が次々と見つかりやすいです。
しかし、そのやりたいことを実現するためには、何よりも健康であることが必要不可欠。
日々の忙しさに追われて生活リズムが狂うと、やがて健康を犠牲にしてしまい仕事の品質が下がるだけではなく、組織全体のマネジメントにも悪影響を及ぼしかねません。

どんなに仕事ができたとしても心身の調子が不安定で、上がり下がりの波がある人はパフォーマンスが安定せず、部下や同僚も体調に気を遣って接しなくてはならず周囲のストレス要因にもなってしまいます。

実際、僕がこれまでお会いして仕事ができる方だなと感じたNO.2は、皆さん日々の「自己管理」をしっかりしていました。
合理化と効率化を追求する仕事スタイル、適切な休息と睡眠時間を確保しつつ、筋トレやスポーツなど適度な運動や食事の栄養管理などの健康習慣を持ち、健康診断や人間ドックで定期的に身体の状態を確認することで、身体と心を健康に保ってやりたいことの実現に向けて日々全力で取り組む。
何よりもまず自身が健康であることが全ての土台であるとわかっているので、自己管理によって健康を維持することを常に大切にしているわけです。

変化が著しく先が見えない現代社会においては、油断すると休息や睡眠が犠牲になりがちですが、健康であることは自身とチームの生産性に直接関係し、結果として自社の業績にも影響を及ぼす重要な要素であることを忘れないようにしたいですね。

最後まで読んでくださってありがとうございました!
それではまた明日!


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