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ランナーの引き出し

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自分の経験から得た結論や考察と、レースや練習で参考になりそうな記事。
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#宮古島

100kmマラソン前夜の振り返り

いよいよ明日である。宮古島100kmワイドーマラソン。今年で8回目、完走すれば7年連続となる。だが、その中で、レース内容に満足できたのはわずかに二回。決まって、何かがうまくいかないのである。 例年であれば、「今年の目標タイムは!!」と、鼻息を荒げているところだが、今シーズンは絶不調。そういう状況での、100km前日までの取り組みを、レース前に振り返ってみようと思う。 不調の概要(1)長期的になんとなく体調が悪い この、なんとなく、というのが非常に厄介。意味不明な咳や動悸

畑バイトはランニングに生きるか

12月、1月は、宿屋がヒマだ。その分、夏に働いているので、ヒマだからといって路頭に迷うわけではないのだが、ヒマが続くと、不安が生じてくるのが、小市民の情けないところ。今年はたまたま縁があって、少しの間だが、さとうきび畑で日雇いバイトをさせてもらうことになった。何年か前までは、キビ倒しといって、一日中オノでサトウキビを薙ぎ倒し、積み上げるという、ガチ肉体系作業が主流だったのだが、今は、ハーベスター助手と言われる、ゆるいやつが多い(僕のバイトもコレ)。この数年で、宮古のキビ農業も

マラソンにおける筋トレの有用性について

先日、100kmのレースレポを書いたところだが、引き続き今回得られた考察を書いてみたい。今回最も顕著だったのが、レース後のダメージの少なさだった。今まで何年も100kmを走ってきたが、戦略的にうまくいったレースでは怪我(肉離れ、関節炎など)、失敗レースでは極度の内臓疲労が定番だった。今回はそのどちらもない(PB更新なので、手抜きのはずはない)。それは10ヶ月ほど取り組んだ筋トレの効果だと思う。 今回の100kmでは、最初から最後まで、特定の筋肉を痛めることなく、上半身を重荷に