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自分の経験から得た結論や考察と、レースや練習で参考になりそうな記事。
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#糖質制限

糖質制限とマラソンの関係(2)

前回の続きになります。 前回は、「糖質中心の食生活をしていると、一般的に脂質代謝能力がかなり落ちてるはずですよー」というところまで。 マラソンでの糖質・脂質代謝人間は通常、安静時および、低強度の運動では、エネルギーの約50%を糖質に、残りを脂質に頼っているそうだ(一般人、アスリートの区別は不明)。そして、運動強度を上げていくと、脂質からのエネルギー供給量は一定のままだが、糖質からのエネルギー供給が増えていくという。つまり、高強度になるほど、糖質依存度は高くなる。 運動で

糖質制限とマラソンの関係(1)

長くなると思うので、先に僕の考えを書いておいて、のんびりと根拠と考察を述べていきたい。 1.糖質制限は、マラソン(42km以上のウルトラを含む)に、有効である。PBの更新、未知の距離の完走など、ポジティブな効果は期待できる。 2.糖質制限以外にも、同様の効果を得る手段がある(代案がある)。 今回(あるいはこのシリーズ)は、1の効果について、自分のおさらいを兼ねて書き出してみたい。2はまだ検証を始めたばかりなので、あまり触れないつもりだが、文の流れ次第だと思っている。未検証

100kmマラソン前夜の振り返り

いよいよ明日である。宮古島100kmワイドーマラソン。今年で8回目、完走すれば7年連続となる。だが、その中で、レース内容に満足できたのはわずかに二回。決まって、何かがうまくいかないのである。 例年であれば、「今年の目標タイムは!!」と、鼻息を荒げているところだが、今シーズンは絶不調。そういう状況での、100km前日までの取り組みを、レース前に振り返ってみようと思う。 不調の概要(1)長期的になんとなく体調が悪い この、なんとなく、というのが非常に厄介。意味不明な咳や動悸