読書記録 2 ONオン 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子
ON オン
猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子
内藤了
角川ホラー文庫
猟奇犯罪者が、その殺人方法によって自死する事件を描いたミステリー。
ネグレクトを受けたこどもの脳に作用させ、将来誤った道にすすむことを阻止したいという研究、すごいアイディアやなって感じた。
自死は「脳のスイッチ」を作用させて起こすというトリックはぼんやり気づいたけど、指輪のレーザーはちょっと現実離れ感かな。
ストーリーは好みやった。
一個ずつ謎が解けてはつながっていく感じが気持ちいい。
どんな猟奇犯罪モノでも、幼少期のトラウマはでてくる印象。
中村文則の「私の消滅」とか、我孫子武丸の「殺戮にいたる病」に似とるなー。興味はある分野かな。
(2019/7/22)
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