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アフガニスタン🇦🇫の報道に関して

タリバンのニュースが世界中を駆け巡っっていますね

タリバンとは何か、アフガニスタンはどうなっているのか

さて、今回のニュースで知ってほしいキーワードがあります。

「アルジャジーラ」

なんとなく耳にしたことはある気がするこの言葉の説明は最後にするとして、簡単に経緯を追っていきます。


タリバンによってアフガニスタンの首都カブールが陥落した
というニュースがありました。

今回の件はここからスタートしたと思います。

少し落ち着いては激化し、また少し落ち着くの繰り返しなので前はどんな状況だったのかわからなくなってしまいがちですね。

タリバンとは

タリバンとはアラビア語で「神学生」の意味です。イスラム教について学んだ学生たちが作った組織がもとになったものです。

イスラム教に厳格というのはこのためです。

アメリカ国内の世論もあり、バイデン政権が駐在させていたアメリカ軍を引き上げさせたことをきっかけにタリバンが動き出したわけですが、

大統領が大量の現金を持って国外へ脱出した可能性があることも報道されており、政府による政治がうまくいっていなかったこともうかがえます。

20年ほど前にもタリバンによる統治は行われていましたが、懸念点としては

・軍事力をもって首都を陥落させたため、一般人、特に女性や子どもに危害が及ぶことがないか。
・9.11のようなテロが起きないか、またその報復合戦になっていかないか

この辺りかと思います。

近年は女性の社会進出が世界的には進んできていますが、もともとイスラム教では女性の権利は制限されていました。

ですので今回の件で女性が虐げられるようなことにならないかということが懸念されています。

否定する報道官と諸国の反応

しかし、タリバンの報道官は、“恐怖を感じる必要はない。女性もイスラム法が許す限り自由に生活できるようにする。“
という趣旨のことを語っています。


これに対し、各国の反応が分かれています。

・イギリスはタリバンの国であることを認めないでほしいと各国に呼びかけ
・ロシア、中国はタリバンを支援し、統治の手助けをする。
中国は「それぞれの国の内政に干渉するな!」とアメリカの自国への態度に対する牽制とも取れる言い方をしました。


アルジャジーラ

確かに外国が他の国の政治に口を出すことは難しいです。
特にイスラム文化が関わりますので他宗教の国からの干渉は“イスラム教を下に見ている“とも受け取られかねません。

ですが今後、一般人の命に危険が及ぶことのないよう、

(軍隊にいる人々の命も危険にさらされない世界であってほしいですが…
特にアフガニスタンには民間兵のような人も多いようですし)

タリバンによる統治がどのようにおこなわれるのか注目していかなくてはいけません。


どんな宗教であれ、政治体制であれ、生きる権利が脅かされるような状況は断固として反対していくべきです。


そこで初めにキーワードとしてあげた
「アルジャジーラ」
に期待をしたいと思っています。


アルジャジーラはカタールのドーハに拠点を置くテレビ局です。

アフガニスタンのニュースをよく取り上げているメディアのニュースをみていましたが、この件を伝えた後に、アナウンサーの方が、

「続いては私たちの生活に身近なトピックを取り上げていきます」

というようなことを言っていました。

目を離していたので、一字一句このように言っていたかは分かりませんが、アフガニスタンの問題が身近ではないととられてもおかしくないです。9.11のテロ事件があってもタリバンは身近ではないのが日本の現状です。

中東のCNNともいわれるアルジャジーラがどのように公平性を保って報道するのか、アフガニスタンの人々のためにしっかりと光を当てられるか

苦しむ人が増えないように、タリバンの報道官の語ったことが事実となるように祈りつつ、アルジャジーラの報道にも注目していきたいと思います。

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