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#ソフォクレス
なんかめんどくせーやつら【インド・ヨーロッパ語族?】〇〇が✕✕でないのは、△△が✕✕でないのと同じだ(ソポクレス『オイディプス王』)
エディプス・コンプレックスの由来にもなったオイディプス王の物語より。
オイディプスが、ポリュポスが実の父ではなかったことを知る場面より。
比較級を使った「〇〇が✕✕でないのは、△△が✕✕でないのと同じ」という言い回し、学校ではクジラ構文なんてものを習ったりもするが、フランス語にも似たようなものがあるのね。
ドイツ語にはコウモリ構文とでも言えるものがあることは以前書いた。
というか、この岩波
テーベの市民たちよ!フランス人たちよ!韓国人たちよ!中国人たちよ!ドイツ人たちよ!関西人たちよ!【フランス語】apprendre(ソフォクレス『オイディプス王』)
自分が父を殺し、母を娶ったことを知らずに、犯人探しをしている悲劇の王オイディプスは、妻(母)の弟クレオンに謀反の疑いをかける。
apprendre には「教える」と「習う」の意味がある。一つの単語が逆の意味を持つって、ややこしくないか、フランス人たちよ。
しかも不特定の人を表す on を主語にした文は、受け身で訳すこともある。教えたのか教えられたのか、こんがらがらないか、フランス人たちよ。