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Maria Hein(3月26日(土))

昨日寝た時間 :24時半
今日起きた時間: 7時

昨日、妻と「明日の朝食はパンが食べたいね」などと会話をしていて、僕が朝起きてパンを買いに行くことになっていた。

僕が幸せの形の母型の一つに、娘と朝、出来立てのパンを買いに行く、というものがあった。僕はチェーン店以外のパン屋さんというものをロクにしらずに育ったので、朝から開いているパン屋さんがどれくらい貴重なのか、分からない。僕の住んでいる街は観光地なのだが、それだからというわけでもないだろうけれども、パン屋さんが多い。少し散歩すれば幾つかのパン屋さんにたどり着くことができる。

朝、ワラーチを履いて、軽く1キロほど走ってパン屋さんに行く。娘は部屋から出てこなかったから一緒には行けなかったけれど、もはや若干散りつつあるような桜を川沿いに見ながら、パン屋さんへと向かう道程は何だかほんのりと心に暖かさが灯る。

最近、自分の幸せとはどういう状態なのか、考えることが多い。

食パンと、イチゴクリームが入った小さなフランスパンが2つ、カリカリのフレンチトーストが1つ、メロンパンが1つで1,300円。高い、高い。たまにならばいいけど、子供3人もいて、パンだけでこんなにお金をかけてしまっては、生活が破綻してしまう。こうして、貧乏くさくなっていく。着るものも全身ユニクロの日々だ。

帰ってからみんなでパンを食べて、家の掃除をして、二女と妻と3人で買い物に行く。長女と長男はもはや買い物のになどついてこない。

昼食を食べて、長男をプールに連れていく。
長男がプールを習っている1時間、僕は走る。風が強いので、何度も帽子が飛びそうになる。世界はグレーで風が楽しそうに駆け回っていた。土手は菜の花が咲いている。少し狂っているように、乱れている。
ソールライターの写真みたいに強い色彩が在る。

走っている間、marie heinを聴く。

風と景色がとても似合う音楽だ。これからの人生で聞き続けることになるだろう、素敵な出会いだ。

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