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日記 2月23日(水)

昨晩寝た時間  :24時半
今日起きた時間 : 7時半

昨日、睡眠サプリをいつもの2錠ではなく3錠に増やして飲んで寝たせいか、寝覚めが良かった。

今日は天皇誕生日。今上天皇がまだ62歳ということで、令和の時代は平成と同様に長く続くのかもしれないなあ、と新聞を読みながら思う。

午前中は掃除したり、家族でゲームしたりしていた。コロナ禍前の休日ってどういう感じで過ごしていたんだっけ?と妻と話していたけど、思い出せない。もっと色々なところに出かけていた気がする。動物園行ったり、公園行ったり、ショッピングに行ったり。今はあまりしなくなってしまった。

最近、本以外の物欲があまりない。ちょっと欲しいものがあっても、老後の資金とか、子供の大学の費用とかを考えると、胃のあたりがぎゅっとなって、何も買わなくていいやあという気分になる。税金はたくさん取られて、可処分所得は年々減っていくし、子育て費用がかさむとなれば、そりゃお金は使えないわな、貯めるわな、と素直に思う。今の日本は、経済を回すにしても個人消費はなかなか伸びない気がする。

長女が小学校の宿題で、白玉を作って家族で団欒をしなければならないらしい。家で誰かが白玉作りを教えられる前提。しかし、これはちょっと大丈夫なのだろうか、と思った。虐待やネグレクト、ヤングケアラーや超多忙な親やシングルの家庭など、今やたくさんの様々な家庭があり得るなかで、この様な家庭学習はちょっと無理があるのではないかと率直に感じた。

しかし恐らくは、この白玉作りは小学校の家庭科の授業でやるはずだったものだと思う。しかし、それがこのコロナ禍で叶わず、家庭学習に回された、ということなのだろう。

ということで、白玉の材料を買いに午後は業務用スーパーに行く。その前に図書館に行き、借りていた本を返して、また新たな本を借りた。

妻はバムとケロのシリーズの本を借りていた。二女がバムとケロが好きなのだが、妻自身も好きならしい。僕が好きな絵本は何だろう、とその場で考えて直ぐに浮かんだのはセンダックの「まよなかのだいどころ」と、レオ・レオニの「フレデリック」

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「まよなかのだいどころ」は内容ではなく、音のリズムが読んでいてとにかく気持ちいい。こんなに音読して気持ちいい本が僕は他に出会ったことがない。内容は正直覚えていない。

「フレデリック」は、今でいえばポスト資本主義っぽい。僕はこの本のラストを読むといつも泣きそうになるし、酔っぱらって読んでいたらいつも涙ぐんでしまう。全てに素晴らしい役割がある。資本主義において「詩人」などという役割は、機能としてはいらないと思われる。しかし、生きるためには比喩的に必要で、実際にその様な詩を愉しむような余裕が必要だと信じている。世界には「フレデリック」の様な詩人が必要なんだと、酔っぱらっているといつも思う。

業務用スーパーに行って、色々珍しい調味料とか無暗に買い漁ろうかと思ったけど、無駄遣いだなあ、と思いとどまる。

家に帰ってきて、白玉を食べる。あんバターを付けると美味しい。チャイラテと一緒に食べると、これもまた美味しい。

子供たちが白玉を食べて、ポケモンの映画を見ている間に、10キロ走ってくる。久々にMy Chemical RomanceとかFoo fightersとか聞いていたら、思わずテンションが上がり、無駄にダッシュをしてしまう、四十の冬。


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