Generation gap
「最近の若者は、まったく何を考えているのか分からない。」「うちの親(上司)は頭がカタすぎる。」等々、年の離れた人達との考え方の違いに悩みや憤りを覚えたことはないだろうか。「環境が人を作る。」と言われるように、人は生まれ育った環境によって考え方が違ってくるのは当然である。モノのない時代に必死に生きてきた世代の方々と、有り余るモノに囲まれて育っている現代の若者では、物事に対する価値観が違って当たり前なのである。「今の若者はモノを大切にしない。」その通り。ごもっとも。我々若者は、人生の先輩方に学ぶべきことも多い。
さて、今度は、人生の先輩の方々に質問したい。あなたは、自分の方が年上であること、あるいは、仕事の経験年数が多いことを根拠に、若者たちに対して見下すような物の言い方をしたことはないだろうか?あるいは、年長者なのだから聞くのが当然と言う思いで、傲慢な忠告したことはないだろうか?それは明らかに平等の精神に反すると思いませんか?それを若者が素直に聞かないからと言って、「あいつは若いくせに…」「経験もないくせに…」とおっしゃるのは、少々自分勝手なのではないだろうか。
若者には、年長者に対し、それなりの敬意と気遣いは、あってしかるべきだが、理由もなく服従する必要はない。年功序列社会(組織)に真の平等や民主主義は存在しない。世の中には、年をとっても世間の常識が分かっていない人間もいれば、若くして優れている人もいるものである。
「優れたものを素直に認める」「謙虚さを忘れない」「人を思いやる心をもつ」全ての世代の人々に共通して必要なことではないだろうか。
学校教育には矛盾がいっぱい!