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サイコパス著者vsサイコパス読者

「サイコパスのすすめ」という本を読みました。

こんな中二病の本誰が読むんだ?

とあなたは思ったでしょう。

わたしが読むんです。

なぜなら、バチクソ中二病だからです。


面白かった?

かなり面白かったです。

この本のユニークな点は

サイコパスの方々に向けて書かれているサイコパス本

というところです。

読者=サイコパス

という前提で話が書かれています。


本から引用

恐怖や罪悪感といった足枷に縛られない君は、これらのツールを本当に意味で使いこなすことができる。

ホンモノのサイコパスにしかできない形で、この種の書物が常に約束している秘密、自己啓発運動の核にある暗黒の心臓部に参入することができるのだ。

つまり、ただ欲しいからという理由で、その欲しいものを手に入れる方法だ…たとえ何が(あるいは誰が)邪魔をしようとも。


ご覧のように使われている単語もバチクソ中二病です。

中二病の心をくすぐる素晴らしい表現の嵐です。


どういう本だった?

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サイコパスのための、おすすめの生き方(他人を操る方法)が書かれている

サイコパスは基本的に協調性がありません。

すると、現実では生きにくいものです。

何かと批判されたり、おかしな目で見られます。

そういう批判も気にしないのでは?

と思うかもしれませんが、サイコパスにもいろいろいます。


協調性がないサイコパスが成功するための方法が、科学や心理学を根拠に書かれています。

サイコパスは他人を操らないと気が済まないのです。


他人に勝って
他人にマウントを取って
他人のこき下ろして

はじめて、ニッコリと笑います。

一見ふざけたタイトルの本ですが、かなりの情報量で心理学の本としても読む価値はあります。


何より、言い回しがサイコでユニークです。


サイコパス必読の本


「サイコパスのすすめ」はサイコパス必読です。

なぜなら、人や社会を操作する技術がこれでもか!と盛りだくさん書かれているからです。

サイコパスに関する本で、わたしが読んだ中でほかにもおすすめがあります。

サイコパスの研究をしているケヴィン・ダットンさん。

・サイコパスに学ぶ成功法則

・サイコパス 秘められた能力

これらは面白いのですが、学術的です。文体もちょっと固いです。

しかし、「サイコパスのすすめ」はエンタメよりで、すらすら読めます。


おすすめ!

まとめ

・中二病の心をくすぐる本
・心理学や科学のエビデンスが多数紹介されている
・人と社会を操る闇の技術が…手に入る!
・かなりエンタメより
・サイコパス必読!





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