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研修2日目

【戦略とは?】



研修2日目の昨日、あらためて「戦略とは何か?」についても考えさせられました。講義を担当していただいたのは、「ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件」等の著作を持たれている楠木建教授でした。
巷にも溢れかえっている戦略論、前職でもコンサル会社出身の講師の方にフレームワークを使った分析から戦略を導き出す、的なトレーニングを10年以上前に受けておりましたので、ある程度こんな感じの内容だろうな、と想像しておりましたが。。。良い意味で大きく期待を裏切られました!

[会社が向かう目的は何か]


さまざまな要素があるなかで、全ての中心に存在するのが「長期利益」であり、これからぶれないことが重要。

[戦略とは?]


戦略とは、箇条書きで書かれる二次元的なものではなく、時間軸が入った「ストーリー」であり、「主張」であること。

[良い戦略とは?]


部分的に見ると“そんなのはありえない”と思えるが、全体のストーリーとして整合性が取れていることによって、参入障壁と差別化を両立できる。

[戦略を成功に導くためには?]


担当者のマインドセットではダメ。戦略全体に責任をもつ”経営者“のマインドセットが必要。日本の経営者の中には経営担当者が多く、それでは戦略を成功に導くことはできない。

シンプルでありパワフルなメッセージがグサグサと刺さってくる素晴らしい講義でした。

一流のビジネススクールの教授ということで、ビシっと決まったスーツでの講義と思っていたら、それとはかけ離れた外観で、ある意味これも楠木教授の戦略なのかな。。。

少し興味を持ってWikipediaを見るとこんな下りが…『一橋大学商学部で最初に受け持った講義は「生産管理」だったが、タイトルを無視して戦略論を教え...』 納得しました(笑)

残るは最終日。テンション上げて行きます!

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