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2月19日(月)工事ばかりの街

今日から日曜日まで連休。
空は曇天で、今にも雨がふりそう。

ここ一ヶ月ほど、近所で工事をやっている。朝八時半きっかりに、ズガガガガガ、という大音量が響き渡る。このうるさいこと!
脳みそをドリルで削られていくような心地。

騒音に耐えられず、朝から図書館へ避難する。
一階のカフェでモーニング・プレートというものをたのむ。
ハムと玉子サラダがはさまったトースト、ミニサラダ、ヨーグルトがついてくる。ミニサラダは生ぐさいようなにおい。

コーヒーを二杯おかわりする。
図書館で予約の本を受け取る。『コーピングのやさしい教科書』というもの。
窓から外をみると、雨がふりだしていた。

せっかくの連休なのに、身体が重苦しくて、なにもする気力がない。家に帰るのもおっくうだ。図書館から家まで、歩いてたった十五分の距離なのに。

なにも考えず没頭できるものが読みたくて、桐野夏生の小説を借りる。
わたしは日本の現代小説というものがあまり好きではなく、とくに小説のなかに「スマホ」だとか「LINE」だとか、もう百年も経てばあきらかに過去の遺物になるであろう語彙がふくまれていると、とたんに読む気が失せてしまうのだが、桐野夏生だけは別格なのだった。

小雨がふる中、家にもどる。この町はほんとうにどこでもかしこでも工事をしている。

昼ごはんのパック寿司と、夜ごはん用に鍋の用意を買って帰る。
いつも使っている激安のスーパーではなく、まいばすけっとに寄って、カット野菜とカット肉を買い、最小限の労力で料理ができるようにした。
疲れた。ふつうの疲れかたではない。だって、疲れるようなこと、なにもしていないんだから。

帰宅してパック寿司を食べる。
工事の音はやんでいた。雨がふって中止になったのかもしれない。ビバ、雨。
食後、まいばすけっとで買ったせんべいを立て続けに食べ、コーヒーまで飲んだら気分がわるくなった。

洗濯かごに洗濯物がたくさんたまっているが、見ないふりをして本をよむ。

夕方、パートナーのお母さんから、退院した旨LINEが届く。
先日お見舞いにいったときに、初めてLINEを交換したのだった。
シャワーをあびて、鍋をつくった。

夜九時ごろ、パートナーが会社から帰ってくる。わたしはせんべいの食べ過ぎでまだ胃が重苦しかったので、鍋をすこしだけ食べる。パートナーは残業でお腹がへっていたらしく、たくさん食べた。

図書館で借りてきた桐野夏生の『ハピネス』を途中まで読んで就寝。早く起きてつづきを読みたい。

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