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「男性が家庭に入りやすい社会」ってあんまり聞かないな。
「女性をもっと働きやすく、なんたらかんたら」
男女平等な社会についての話を聞くたびに、私の心にはぼんやり違和感が生まれます。
今の労働形態は男性が働きやすいように作られたシステム。
だから、そのシステム自体を何も変えずに女性を雇用するのがそもそもズレている。
女性にフィットする労働のあり方を作り、そして初めて雇ったり依頼したりする。
その文脈は分かる、とてもよく分かる。
納得である。
もっともっと、色んな仕組みを改めたらいいと思う。
しかし、
仕事をバリバリしたい女性もいれば、
就職などせずにさっさと家庭に入りたい女性がいるのもまた事実。
以前知り合いに、就職せずに主婦になれるから女で良かった、と言っている人がいた。
それを聞いて、こんな事を思った。
こう思っている女性はきっと少なくない。
そしてそれと同時に仕事せずにさっさと家庭に入りたい男性も少なくないに違いない。
同じくらいの割合でいたとして、何も不思議ではない。
彼らは料理が好きかもしれないし、洗濯も掃除も好きかもしれない。
結婚したら家庭に入って主夫になりたいと思いながら、あるいはそんな本心に気付いかないままに、男性は働くものという暗黙の了解に従って働いているのかもしれない。
それって、つらいなぁ。
働きたい女性が働きやすい環境もつくるし、
家庭に入りたい男性が主夫になりやすい環境もつくるし。
そんな環境が当たり前になる。
そんな社会になったら素敵だなぁと私は思う。
一個人の偏った見解なので、本当の現場ではそう思っても上手くいかない事が多々あるのでしょう。
ただ、
「女性が働きやすい社会」というのはよく耳にする傍ら、
「男性が家庭に入りやすい社会」というのはほとんど聞かないな、と思っていた。
そんな話でした。
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