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【子育て】もっと上手にできると思ってた話。

こんばんは、ササキサキです。今日は私の独白です。

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根拠のない自信だけがあった、"私は子育てができる"という自負。妹弟の世話をしてきたわけでも、子どもに関わる職に就いていたわけでもない。ただ、いつも周りから「おおらかだね」「怒らないね」と言われることの多かった私なら、最愛の我が子には笑顔ばかり向ける愛情溢れる母親になれるであろうという思い込みがあった。

空想上の我が子と私はいつも笑顔だった。おもちゃの散らばる部屋で向かい合って座り、笑顔でやり取りしながらはしゃぎ声を上げていた。おむつを替えお腹を満たせば、あとは次の食事の時間まで一緒に遊んでいられると思っていた。それは妄想だった。

おむつを替えてもお腹を満たしても昼寝をさせても泣く時は泣く。服を着替えさせる間もご飯を用意している間も、子どもはじっとしていないし静かに待ってはくれない。子どもの"自分でやりたい!"には全て付き合ってあげたいけれど、家事も並行しなければならず時間が足りない。何より私の体力や根気がもたない…それが妄想の自分との一番の剥離。

私だってトイレに行きたい、お腹が空いたタイミングでご飯を食べたい、1分でいいから静かにしてほしい、家事は中断させられることなく終わらせてしまいたい、抱っこにおんぶで身体は常に痛む上に我が子からはつねられたり髪を引っ張られたり…。

受け流したり別室に篭ったり数を数えたり、我慢して我慢して我慢した上で何度も声を荒らげた「邪魔しないで!」「ママにもやりたい順番があるの!」「あなたのこと全部やってるでしょ?!」我が子よりもずっと大きな声で喚き散らした。色んな我慢の果てにブワッと瞬間的に沸いたイライラを壁や床にぶつけた。私が地団駄を踏む度ドスンドスンと家は鳴り、壁には二度穴が開いた。最近ではラップを握り締めシンクをガンガン叩いている。

異常だと思う、でも抑えられない。我が子が可愛くて可愛くて毎日抱き締めるし、話しかけるし、ご飯もお風呂も寝かしつけも私一人でする。そんな私をあの子は叩く、爪を立ててつねる、髪の毛を思いっきり引っ張ってケタケタ笑う、痛い。きっとあの子は遊んでいるだけなんだ、私の痛がる反応が面白いんだ…そう理性でカバーしようにも無理だった。力の強いあの子の全力は本当に痛くて、惨めな気持ちになってしまう…そして"パパには痛いことをしない"という事実が、イライラを増幅させていく。でも、誰に話しても"微笑ましい笑い話"と受け取られてしまって、痛みはいつも私にグッサリ刺さったままでいる。


"いつも笑顔でいたい"それは私とこの子の1on1の日々でとても難しい。1日のうち私が笑顔で遊べる時間は、妄想の中よりずっと少ない。

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