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慶應生、feel「古代メキシコ」

先日の土曜日、
是非とも観に行きたかった
特別展「古代メキシコ」を訪れました!

普段トーハクで行われる企画テーマとは
一線を画す「古代メキシコ」展。

引用 https://mexico2023.exhibit.jp

赤を基調にしたダイナミックなポスターからも
期待が高まります笑


上野に行く日はここ!と決めている
行きつけの「早餐」に行ってから、
徒歩で上野公園へ。

別記事「慶應生、『ガチ中華』に行く」を
お読みください。


公園に到着したときは8時前だったので、
(開館は9時30分)
上野公園のベンチでうたた寝。


そうこうしているうちに9時に!

自分、めちゃくちゃ焦ります。

というのも、
人気企画展×土日祝日の組み合わせは
確実にチケット売り場の行列が必至だから!

まあでも30分前だし,,,と思っていたら案の定、

20人ほどの行列ができていました!

開館30分前からこの行列!

急いでいるわけではないので最後尾につき、

列に並んで辺りを見渡すと、

なんとなくラテンっぽい?極彩色を

身に纏ってる男女が多いような・・・?




筆者が思う展覧会巡りの醍醐味の一つは、
足を運ぶ人々の人間観察!

展覧会ごとにそのテーマに合わせた
モードを纏う人々も、
展覧会を構成する一要素だと思います。



そんなこんなで
チケットをキャンバスメンバーズ割引で購入し、
いざ、平成館へ!

※キャンパスメンバーズとは
キャンパスメンバーズ会員校に在籍する学生および教職員の皆様は、総合文化展を無料で何度でも観覧いただけます。
また、会員校対象の博物館セミナーや博物館学講座への参加、当館施設を割引料金にて使用できます。(引用:https://www.tnm.jp)


今回の場合は、学生証を持っていない場合よりも
1000円割引になりました!

2200円 一般当日券

1400円 大学生当日券(学生証提示)

1200円 キャンパスメンバーズの大学生割引

会員登録等は不要です。
必ず学生証を携帯し、
自分の大学がキャンパスメンバーズであることを
申し出ること!

チケット売り場横、
キャンパスメンバーズの大学一覧。



企画展の着目ポイントは、

「統一感ある配色」

各セクションごとに黒・赤・緑・青を
基調としていたのが印象的でした!

例えば、緑を据えたセクションでは、

密林に埋もれたマヤ文明の出土品を配置し、

緑が基調。背景には熱帯雨林。
ジャガーやトウモロコシがモチーフの出土品が揃う。

さらに動植物がモチーフの出土品の背景には

現地メキシコの森林の写真を効果的に設置!


比較的なじみの薄いメキシコの自然や文化に

思いを馳せることができるのでは?

さらに中盤から展示のコンテンツを
ミクロ→マクロな視点で
ズームアウトするのに加え、

青が基調。
開放的な展示空間。


ピラミッドの背景の空の色を想起させる
青で展示をまとめ上げることで、

世界遺産テオティワカンに来たー!!!

訪れた私たちは実際に古代メキシコの現地遺跡を目の当たりにした解放感を

感じることができました!

細部まで造形されたピラミッド

あと、マヤ文明の壁画が
一部展示してあったのですが、

なんとなく「風の谷のナウシカ」冒頭の
タペストリーを思い起こしました。


どんなところが似ていて、
どんなところが違うか、
ぜひご自身の目で確かめてください!

トーハク平成館のメリット(デメリット?)は
展示室が第一・第二展示室と別れており、

訪れた人全員が一度、
展示室外に出なければならないこと。


ある意味ちょうどよい休憩ポイント
ではありますが、

せっかくの没入感が台無し?


いろんな意見があるとは思いますが
筆者は賛成!

なぜなら、
限定グッズの販売ブースが毎回あるから!

販売ブース。
普段づかいののTシャツはここで購入。


限定グッズについては、
是非オンラインサイトから!

展覧会チケットで入場しないと購入できません。


また、ブースは非常に混みあうので、

予めサイトでお目当てのグッズに
目星をつけておくことをおすすめします!

次は第二展示室へ!

今度は打って変わって赤がテーマの展示室。

赤が基調。
どこか神秘的な音楽が流れている。

ほかのブースと比べてより一層

出土物の色との親和性が感じられました。

展示ケースの先が見えて、
開放感◎

特に目を引いたのはマヤ文字の石板。

表意文字と表音文字の
両方の性質を持つマヤ文字は、

ぎっしり詰まったキャラメルのように
配置してあり、神秘的。

トニナ石彫171
左右と中央のブロックのようなものが
マヤ文字。
引用 https://mexico2023.exhibit.jp

解読はできないけれど、
文字ひとつひとつのデザインを味わいます。

また、
数千年前に遺物に施された赤の彩色が、

令和の今も私たちの目の前に
残っているのを見て、


当時の人々の祈りに思いを馳せるとともに、

出身青森・世界遺産是川遺跡の
籃胎漆器が思い出されました。

籃胎漆器。
縄文時代の漆製品で、
今もその朱色の色彩が残る。
引用 https://historia8.org



今回は、
出土品の表裏、または四方八方から
観覧できるような展示方法が多くて
興味深かったです。

四方八方からじっくり眺められる
ガラスケース。
展示の位置が高いことに着目。

逆に気になったのは、
ひとつひとつの展示の位置が高いこと!

展示の位置が高すぎて、
車いすを利用されている方が一言、

「見えない...」

と仰っていたのが
とても印象的でした。

ユニバーサルな展覧会とは?について、
改めて考えさせられました。


ここで作者一押し展示品!

紅白のコントラスト◎

擬人化された石器!表情がなんとも言えません笑


展覧会全体を通して、
作品数は少なめ、むしろちょうど良い感じです。

実際の石室のようなデザインのセクション。
赤ベースのデザインに、補色の緑の出土品が映えます。

基本写真撮影はokですが、
一部NGなので注意!


非日常を味わえて、
大満足な展覧会でした!


ここまでお読みいただき
ありがとうございました。

20230708






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