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文章を究極に”読みやすく”する4つのルール

1.文章を白っぽくする
文字がギュウギュウに詰め込まれた「黒っぽい文章」は読みにくいです。逆に、適度な余白がある「白っぽい文章」は圧迫感が少なく読みやすいとのこと。

文章を読みやすく(白っぽく)するポイント
・早めに改行する
 →仕事のメールの場合、1行を30文字~長くても35文字を目安に改行
・空白行を挿入する
 →文章の合間に空白行を挟むと、視覚的な圧迫感が減ります。
・適度にひらがなを使う
 →漢字の使用率は全体の20~30%が適正とのこと。
  たとえば、「御世話に→お世話に」「先程→先ほど」
  「宜しくお願い致します→よろしくお願いいたします」など

2.書く前に準備する
文章をうまく書けないのは「スキル不足」ではなく、「準備不足」だと言います。書く前にやるべき準備は以下の3つです。

・結論の準備
結論とは「伝えたいこと」であり、 文章は「伝えたいこと」を言い換えたもの。結論の準備があれば、伝えたいことに沿ってブレることなくかけます。逆になければ何を伝えたいのか分からなくなります。

・目的の準備
目的とは「なんのために伝えたいのか」を指します。だから目的が準備されていないと文章の意図が伝わりません。たとえば結論が「この仕事術は〇〇に役立つ」だとすれば、その背景にある目的は「この仕事術を実践したいと感じてほしい」「この仕事術を実際に活かしてほしい」。つまり目的とは、読み手に「どう感じてほしいか、何をしてほしいか」

・型の準備
ゼロベースで文章を書くのは難しいので、まずは何かの「型」をまねて書き始めるとよいです。たとえば定型文や、人からもらったメール、あらゆる文献などです。

3.ふたつの軸をつくる
「伝えるべきこと」「伝えたいこと」が整理され、思考が明確になっていることが文章の質を上げるための第一条件だと述べます。そして、思考の整理に最適な方法は「ふたつの軸を立てること」なのだとか。
・日常的なシーンでは、買いたいものがあるけど、ありすぎて決めれない場合、「いま足りないもの」「好きなブランド」という2軸があれば、思考を整理しやすいです。
・文章を書くシーンでは、本の感想文を書きたい場合、「ためになったこと」「意外だったこと」といった2軸を立てることで焦点が絞られ、書きやすくなります。

整理され、明確になった思考で書き出された文章は、読み手にもわかりやすく読みにくい文章になるはずです。

4.ムダな言葉を削る
最終的にできあがった文章を見直す際に、ムダな言葉を削っていくとより読みやすい文章になります。不要な言葉の代表として、「~のほう」「~かどうか」「~のような」など。「この言葉がなくても意味が通じる」と感じたら、それが削る箇所です。また、「そして」「しかし」「かなり」「~だから」「~なので」「したがって」「基本的に」なども略せるケースが多いです。

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