㉓大人になるということ

花火をみた。久しぶりに大きい花火を。

22歳になったけど、花火をみると気持ちが高ぶる。クライマックスが来ると鳥肌が立つ。

最後は拍手しようと思ったけど、周りの人誰もしてなかったからできなかった。

花火を観てると「すごい！」「きれい！」って自然と言葉が出る。

でもこんなふうに見てるのは子供が多くて、大人は無表情な人が多いんだよなぁ。

なかには大きな音が聴こえてるはずなのに見向きもしなかったり一瞥するだけの人もいる。

こんなに綺麗なのにもったいない。

もしかしたら、大人はもはや綺麗だと思わないのかもしれない。

色々なことに心が疲れてしまって、感情がすり減ってしまって、綺麗なものを見てもあまり感情が動かないのかもしれない。

私も小さいときはもっとはしゃいでいたと思う。

それが大人になるということなのかな。

私が憧れていて尊敬するあさぎーにょちゃんは私よりも歳上だけど、私よりも、誰よりもワクワクすることに敏感だなと感じる。

きっと、私と同じ花火を観たらもっとはしゃいでると思うし、最後には周りの目を気にせず拍手をしてると思う。

大人になるってこんなことだったんだっけ。

少し寂しくなった。