⑬死ぬほど苦しいとき前に進み続けるのは美しいのか？

どうしようもないくらい辛くて苦しいとき「頑張って乗り越えて前に進まなきゃ」って自分に言い聞かせてない？

誰かに辛いことや苦しいことを話したとき「ここでもっと頑張らないと」って言われてない？

心も体も悲鳴を上げているのに、それでも頑張り続けるのは美談になるのか？

私はそう思わない。

だって、これ以上頑張ったら壊れちゃう。

時には立ち止まっていいと思う。

前を向いてあと少し頑張るために 一旦立ち止まらないといけないことってあるんじゃないかな。

たとえば、何かを頑張るとき初めは100％の力で前に進むことができたとする。

一筋縄ではいかなくて、壁にぶつかったり誰かと揉めてしまったり。

ストレス抱えたり理不尽なことがあったり。

辛くなって苦しくなって100％あった力がどんどん減ってしまって。

気づいたら0とかマイナスになっちゃって。

そしたらどこから頑張れる力を持ってきたらいいの？これ以上どうやって頑張るの？

そういうときはストレスを発散させて、また頑張れる力が100に近づくように一旦立ち止まろうよ。って、私は思う。

好きなことひたすらしてもいいし、たくさん声出して泣いてもいいし、どこか遠くに出かけてもいいし、逆に何もしなくてもいい。

無理に忘れようとしなくてもいいから、頭の中がそのことで埋め尽くされて全身を侵食されない状態にしてほしい。

立ち止まるって大切なことだよ。

多くの人は「自分が立ち止まると迷惑をかけてしまう」って思ったり「一旦立ち止まると戻れなくなってしまう」って感じると思う。

でもね、人間なんて生きてたらどこかで絶対誰かに助けてもらわないといけないときはある。

普段頑張ってる人が一旦立ち止まるくらい全然迷惑じゃないよ。助け合うためにチームがある。

一旦立ち止って戻れなくなることが心配でも大丈夫。立ち止まってみて、戻りたくなかったらもう戻らなくていいと思う。

自分がその場に合わなかっただけで、もっと素敵な場所はある。

戻りたくなったらまたそこで頑張ろうね。

本当にしんどくてつらいとき、さらに自分を犠牲にして死に物狂いで頑張るのが美談になるのはもやもやする。

死ぬほど苦しいときは、一旦立ち止まって頑張る力を貯める方がきちんと自分を生かせてあげてて素敵。

こんなに素敵な人なんだから、自分で自分を殺す必要なんてないんだよ。