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心理臨床的マウント合戦

イラスト:ⓒshigureni様

先日研究が楽しいと書いたが、今は非常に疲れていてやる気も起きない。軽躁状態だったのかもしれない。

ここのところ立て続けに学会があった。出張続きでからだが疲弊している。そんなところにまた査読(審査する方)の仕事なぞ届いたものだから内心ガチギレである。でもやるしかない。自分もやってもらっているのだから。

そういう荒んだ気持ちでこの記事を書いている。

前回の記事で心理のアカポス恵まれてんじゃん、ということを書いた。それ自体はその通りで、母校の教員たちも、今にして思えばずっと大学教員をしつつパートタイムで臨床をしてきたひとたちだった。なぜ先生方はパートタイムの仕事だけであんな自信満々に臨床家然としていたのだろう。自分には絶対無理だ。

で、そういう大学教員のある種の欺瞞に対して「あんなの臨床家じゃないわ」などと言う開業臨床専業の人たちのことを、以前は言行一致しててかっこいいなあと思っていたのだけれど、最近学会で実際にそういうやりとりをみて、なんだかそっちにもうんざりしてしまった。

開業臨床専業のひとがそれ以外の臨床のあり方を下に見るなら、それはもうマウンティングである。なんだかとても不毛に思えた。


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