【番外編】化粧品に関連した職業に就きたいと思っている中高生に対しての進路アドバイス

こんにちは。昨今、芸能人やSNSやYouTuberといったインフルエンサーの方々が自分の化粧品ブランドを立ち上げるといったことが自然になり、「化粧品を作りたい、化粧品に携わる職業に就きたい」といった中学生や高校生が増えてきたような気がします。


そこで、今回は中高生はどんな進路を辿ると化粧品に携わる仕事に就ける可能性が上がるのか、ということについて簡単ではありますが、ご紹介できたらと思います。


まず、一般的な化粧品企業の種類について、ご説明します。化粧品に関連した職種には、大きく分けると下記の4つほどに分類されるかと思います。

①研究職
②開発職
③企画職
④美容部員


順を追って説明していきます。①の研究職についてですが、簡単に説明すると化粧品に配合される新しい「有効成分」を見つけ出し、皮膚の細胞などを用いてどのような効能があるのかを確認して、自社製品に配合できるかどうかまで考えていく、といった職種です。この職種は化学系や生物系の大学院で修士号まで持っていないと就職するのはかなり厳しい世界です。したがって、研究職に就きたいと考えている方は大学院まで進学することを視野に入れて進学する大学等を決めていくと良いかなと思います。


次に②の開発職になります。こちらは化粧水や乳液などから、口紅やファンデーションなどまでの様々な化粧品の成分の配合を変えていき、実際の使用感などを決定していくことが主な仕事になることが多い職業です。この職業は大学院の修士号まで出ていると就職できる可能性は高まりますが、研究職に比べれば大学院進学は必須まではいかないかなと思います。こちらは化学系の学部を受験されると良いかなと思います。

次は③の企画職になります。こちらは売れる化粧品について企画するのが主な仕事となります。広告や売り出し方まで考える形になることもある職種です。こちらは文系の学部でもなることはできますが、理系の方が話についていきやすいので、理系がおすすめです。


最後に④の美容部員になりますが、こちらはデパートの一角で自社の化粧品を売っていくといった販売職になります。ほとんどが女性です。こちらは専門学校等を卒業してもなることはできますが、大学卒業が好ましいです。


また、大学のレベルについてですが、研究職であれば東京大学や京都大学などといった最難関のレベルの大学に行ければ可能性が広がりますが、そのレベルを目指すことが学力上厳しい方は、化粧品の研究をしている研究室もありますので、その辺をリサーチしてみると良いかもしれません。

ぜひ、ご自身の進路を決定する際の参考にしていただければ幸いです。

また、合わせて、私の所属先の「大学受験kawaiラボ」で4月から開講される生物のオンラインクラス授業もチェックして生物の対策を行いたい方は是非検討してもらえると嬉しいです。よろしくお願い致します。


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