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武士道とアジャイル
「武士道」を読みながら、武士道にアジャイルな要素はあるだろうかと思いを巡らせました。読んだ本はこちら。読みやすい現代語訳です。
アジャイルに関係する文脈で耳にすることと同じだと感じた内容が2つありました。
第二章 武士道の源を探る
武士道は、知識のための知識を軽視する。武士道は、知識を得ることを目的とせず知恵を得る手段であるとする。
知識を得た上で行動を伴うことを求めるものであり、「知行合一」の考えに通ずるとされています。
知行合一は「知は行の始なり、行は知の成るなり(知ることは行為の始めであり、行為は知ることの完成である)」「行動を伴わない知識は未完成である」とも言い表される。
「知行合一」
市谷さんの「正しいものを正しくつくる」、「組織を芯からアジャイルにする」のイベントでは、右手編と左手編両方で「知行合一」の話がありました。
「知識を得たらやってみる。うまくいってもうまくいかなくても結果から新たな知識を得る。得られた知識から何がわかり、次に何をすれば良さそうか考えてやってみる。」このように経験から学び、学んだ上で実践していくことを繰り返すことは、何においても大切な姿勢でありマインドセットです。
第四章 「勇」
「義を見てせざるは勇なきなり」
「勇気とは正しいことをすることである」
「匹夫の勇ではなく、大義の勇」
勇気を持つには落ち着き平静であること、そのために余裕を保っている、とあります。
勇気の精神的側面は落ち着きである。迫りくる危機を前にして、なお平静さを保つ人が持つ心のひろさ。それを「余裕」と呼ぶ。いつもより多くのものを受け入れる余地を保っている。
「正しいものを正しくつくる」で謳われている「余白の戦略」と通ずるものがあると感じました。勇気を持って行動できるようにするためにも、学びと鍛錬を継続できる余地を保ちたい。
まとめ
・武士道にもアジャイルに通ずることがある
・知識を得ることは知恵を得るための手段である
・勇気を持って臨めるように余裕を持つ
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