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チーム・ジャーニー 著者による本読みの会 第3話「少しずつチームになる」に参加しました 

チーム・ジャーニー 本読みの会、第3回目です。
前回の記事はこちら(第2話)

第3話「少しずつチームになる」

出発のための3つの問いに、メンバーはどのような答えを持ち寄ってくるでしょうか。

1.自分はなぜここにいるのか?(個人としてのWhy)
2.私たちは何をする者たちなのか?(チームとしてのWhy)
3.そのために何を大事にするのか?(チームとしてのHow)

チーム・ジャーニー 第1部 第02話 <出発のための3つの問い>より

自分はなぜここにいるのか?
・プログラミングでチームに貢献するため
・進捗管理するため
私たちは何をする者たちなのか?
・xxxを作り上げること
・xxxを提供すること
そのために何を大事にするのか?
・コードを書く
・進捗が遅れないように計画を立てる

問いに対する答えとして、日本語の意味は通じるし受け答えとしておかしくはありません。読み流してしまいそうですが、これらの答えに違和感を覚えられたら、それはチームを改善するチャンスなのだと思います。3つの問いで問いたいことは何なのか、なぜこれらをチームに問いかけるのか。答えを出した後、少し立ち止まって見直したいところです。

“チームのジャーニー”をイメージしてみる

・タスクのサインアップ
・見積もり
・課題の見える化
・役割の明確化
チームとしてあるべき姿を思い描いたとき、問題点ややりたいことはたくさん浮かんできます。初めての取り組み(例えばスクラム)で全部一度にやろうとしても、そううまくはいかないものです。そこで「小さく早く」取り組む工夫がよいとされています。
・スプリントの活動を早く回す
・問題に早くぶち当たるために早く回す
・早く回すために、一度に取り掛かる仕事を小さくする

チームの在り方、チームが取り組むことのプロセスを決める主体は誰か?

チームのことなのでチームで決めたい
私も、チームの一員としての立ち位置で、あるいはチームの外の立場から、日ごろ意識している観点です。

・チームとしての活動を推進するときに、例えばリーダーが独断で決める
・チームをマネジメントするときに、チームの外の誰かが決めて指示する
このようにすると、メンバーは指示待ちや、許可を得るために伺う姿勢などを取りやすくなります。
何らかの事情があって、独断やチーム外からの指示で動かなければならないときはあると思います。もしも、独断や指示に従う状況にならざるを得ないとしても、チームとしてその選択をしたいものです。関係者全員が忘れないように。『主体はチームにある』ということを。

メンバーの多様性について
自分の思い通りにいかないと暴れだす人がいるとしても、ある面からは妥当なことをしていることもある。正しさは、どこから見るかによって変わる。
より良い方向にチームとして向かっていくには、何が壊れているか、壊れそうかを捉えていく。

第3回 本読みの会より

メンバーにはいろいろな個性や特性があります。正しいと思うことや価値観も人それぞれです。自分と違うであろうことを念頭に置いた上で、自分はこうだが、相手はどうなのかとお互いに接したいものです。相手のナラティブに思いを馳せながら…。と書きながら、難しい場面が多々あることは、もちろん知っています。

仮説と適応について
仮説をたててやってみる。ふりかえりをして適応する。適応するためのタイミングを予め設けておくと良い。そうしないと、最初の仮説に縛りつけられてしまう。

第3回 本読みの会より

仮説を立てて取り組むときは、検証するためにもふりかえりのタイミングを設けておくと良い、ということですね。プロダクトを作るときの仮説に限らず、開発に関係しない業務も同様です。最初の仮説が呪縛となってしまうと、大きなダメージを負って初めて気づきを得るということにもなりかねません。

第3話のストーリーの中で、皇帝(嵐山)が席を立つシーンがあります。
なぜ皇帝は席を立ったのか?
その解説もありましたが、ここでは伏せておきます。本を読まれた方は、ぜひ考えてみていただければと思います。

リーダーとメンバー間、メンバー同士の目線は合わないもの。合わせようとしても簡単には合わないもの。その覚悟をもって臨むこと。ということばがありました。

話を聞き本を読みながら、日ごろの過ごし方を思い浮かべていました。具体的な場面が思い起こされる内容もありました。もう一度やったらどうなるだろうか、あの時のあの人はどういう思いだったのだろうかと…。
次回の会も楽しみにしています。

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