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【第52回!GREEN FUNDING、きびだんごの社長が対談その2!!】

※YouTube用の原稿をnoteに写したものです。一部表現が違っていますが、大体こんなことを頭に入れて喋っています

はい!今日もやっていきます、クラウドファンディングコンサルタントのささはらです!よろしくお願いいたします!

では改めてこの動画では
・クラウドファンディングって何ですか?というあなた
・今まさにクラウドファンディングを進めたいあなた
・クラウドファンディングに興味はあるけど、いざ自分が進める時にどうすればいいか皆目検討がつかないあなた
・起案したことあるけどうまくいかなかったあなた
・目標金額以上にお金を集めたい〜というあなたに対して、
クラファンの基礎からテクニック、ノウハウを提供してく動画です。"

前回は
対談その1ということで、復習も兼ねて2社の社長のクラファンに対する考えをきくことができました。

今回第52回は、
その続きで、
資金調達だけじゃない!クラウドファンディングの目的とメリット
についての対談についてご紹介させていただきます!

それでは今日もやっていきましょう!



「購入型」のクラウドファンディングについてお話します。
クラウドファンディングでプロジェクトを起案する目的やメリットはいくつかありますが、大きくは以下の6つが考えらます。

1.資金調達
2.テストマーケティング
3.広報・PR
4.ユーザー・販路の確保
5.在庫リスクの軽減
6.製品のブラッシュアップ

便宜上6つに分類しましたが、明確に分かれているわけではなく、全部まとめてクラウドファンディングの目的であり、メリットだといえます。

資金調達についてですが、ひと口に資金調達といっても、最大限の事業(起案するプロジェクトの実行)資金をまかなうのか、目標(設定金額)に届かずとも多少なりとも支援を得たいのかで、調達する資金の意味合いは異なります。

事業資金をまかなう場合は、融資を含めてさまざまな方法で資金を調達し、それでも足りない分を目標設定金額にし、出資してくれる人を募ります。
まさにクラウドファンディングらしい、一番分かりやすい目的であり、メリットだと思います。

もう一つは、すでにプロジェクトを実行することは決まっているけど、もっと資金があればできることが多い、もしくは少しでも資金のサポートをしてもらいたい、といった場合があります。
この場合は「資金調達」というよりも「支援」といった方がしっくりくるかもしれません。

逆に、すでに市場投入が決まっている製品のニーズがどれだけあるのかを探る場合は、必ずしも資金調達が目的でないこともあります。
また、最近はクラウドファンディングをマーケティングに利用するケースが増えてきました。

例えば、事業展開するにあたり、資金調達額がひとつの目安になる場合。資金が集まらなかったら事業化せずにチームは解散するといった、新規事業のマーケティングテストとして使うケースもあります。
この場合は資金調達の面もありますが、起案する事業は受け入れられるのか、市場があるのかどうなかのを見極める要素が強いかと思います。

同様に、プロダクトニーズの確認もありますね。分かりやすい例だと、海外製品を日本展開する時。
ニーズがあれば、日本向けにカタログやアプリをローカライズして展開しましょう。ないのであれば日本では展開しないという判断を下せます。

また、初めて製品を作って売り出すのに、どれだけのロットを作ったらいいか分からない場合。
支援者の数が明確になりますので、製造数の見込みが立てられます。
これは製品仕様の話になるかもしれませんが、極端な例では、どちらがいいですか? というABテストも可能です。
広報・PRにクラウドファンディングを使うといのは?
新製品発表時に合わせてクラウドファンディングを開始すると、SNSでバスが起き、メディア取り上げにプラスした効果が見込めたりします。
最近はクラウドファンディングを始める前に、事前に登録すると開始情報を送りますというティザー的な展開も増えてきています。

また、プロジェクトページには、製品アイデアが生まれた背景など、スペックだけでなくストーリーが語られていたりするので、さまざまなメディアに取材してもらったり、記事化してもらえたりしやすいというメリットが挙げられます。

クラウドファンディングサイトに登録しているユーザーにもメルマガ等で紹介されますが、どんどん登録人数も増えてきていますので、プロジェクトを行うこと自体がPRになります。
さらに面白いものだと、早々に目標金額を達成したり、設定金額を大きく上回ったりします。
その達成率や達成金額を前面に打ち出して、一般販売時の自社製品PRに使われることも多いです。
資金調達の手段は増えてきていますが、お客さんに直接モノを売る新たな販路は依然として開拓しにくいものです。

販路を持っている大企業であればいざ知らず、中小企業で「元々はOEMの製品を大企業向けにモノを作っていたから作るのは得意です! 
でも自社ブランドを立ち上げて一般の消費者の方に売ろうと思った時にどうやって売ればいいか分からない、どれだけ製造したらいいか分からない」といった場合には、
クラウドファンディングが非常に有効な手段です。もちろん新しく立ち上がったハードウェアベンチャーや日本に進出してくる海外メーカーにも同じことがいえます。

通常、商品開発から販売までの流れは、企画・開発し、たくさん在庫を作っておいて、大々的にマーケティング費を投じて発表し結果を待つ、というパターンです。

クラウドファンディングはそうではなく、プロトタイプ完成をもってプロジェクト起案するので、在庫をたくさん作っておく(持っておく)必要がありません。集まった分だけ作ればいいので、無駄な在庫を持たずに済むのです。

また中小・スタートアップ・海外メーカーさんは、常時営業がいないところが多く、日々発注を受けても発送するのにリソースを割けない場合があります。
その点、完成して送る時だけまとめて発送作業をすればいいので、経済合理性が高いのです。

では、製品のブラッシュアップがメリットということはどういうことでしょう?
クラウドファンディングの大きな特徴のひとつに、支援者と直接コミュニケーションできるという点があります。
意見を聞きつつより製品を見直していくことが可能です。
結果、仕様変更になることもありますが、支援者側も、クラウドファンディングはそういうカルチャーだし、より良いものを作るなら、ということで許してくださいます。

ECで、すでに売られている製品のスペック変更や使用変更は御法度。
クラウドファンディングでももちろん説明責任はありますが、ユーザー側のメリットが明らかに下がらなければ許容範囲。
デザインの変更などはよくありますし、当初よりも製品がブラッシュアップされ、結果的にユーザーにとって使いやすいプロダクトに仕上げられるのもある種のメリット。
支援者の方も一緒に作っていく当事者的な感覚を楽しめます。支援する側のメリットは何でしょうか?

何といっても世にない新しいものが手に入るということですね。
既存のECサイトでは買えませんし、所有欲をくすぐられます。メルマガの開封率が高いのも、クラウドファンディング利用者にはアーリーアダプターが多く、いち早く手に入れたいという思いが強いからかもしれません。
早い方が割安で出資できる(アーリーバード)点も大きなメリットです。人気の製品は起案後、早々に早割がなくなります。

また、支援することでエンターテインメント感覚を味わえるという点も少なからずあるのではないでしょうか。
All-or-nothingの場合、目標に達することができなければプロジェクトは遂行されません。
支援したプロジェクトが目標を達成した時に「達成してよかった!」と思えるのは、スポーツで贔屓のチームを応援する感覚に近いのかもしれませんね。

ということでした。

本日は以上になります!

本日は
対談その2を紹介させていただきました。
メリットは伝わりましたでしょうか?
どうしても資金調達が先行して走ってしまいがちですが、PRだったりマーケティングだったりという効果もあるのでそれも理解しながら、
何のためにクラファンを実施するのか?を意識して起案してみましょう!

今日の動画が少しでもよかった、為になったって人はチャンネル登録とコメントよろしくお願いします!
インスタもやってるので概要欄から見てってね!!
じゃあね〜

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