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出産前日、最後の振り返り

何か書きたいトピックがあるわけではないけれど、何か残したい気持ちが先行してスマホを手に取る。

と、自宅の布団で書いた。今は入院先のベッドにいる。明日、8時30分から帝王切開の手術が始まる。

妊娠中、不安なときはTOEICと社労士の勉強でしのいでいた。今は勉強も手につかない感じ。不安というより落ちつかない。

家族にLINEして、約束していた友人と電話して、最後に夫と電話して。助産師さんが薬を持ってくるから、電話はその後かな。

入院してからも、事務的な手続き・NST・内診などが続けざまにあり、いつ始まりいつ終わるのか時間が決まっていないからせわしない。

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廊下からときどき赤ちゃんの泣き声がする。

明日には自分の子どもの泣き声を同じように聞けるんだ。それだけははっきりと「うれしいな」という感情が輪郭づいている。

今までだって一緒にいたのに不思議な感じ。私の身体と子どもたちの身体が切り離された後の方が愛情を感じる。

予定帝王切開なので、子どもたちは突然外の世界に放り出される。人生自分の好きなタイミングで首尾よく上手くいくことばかりじゃないよ、とすでに人生の先輩面をする。

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出産前日の夜に夫といれず、入院はさびしい。けれど、こんなふうにひとりで静かに文章を書けるのもいいのかもしれない。

赤ちゃんが泣き止むと病院は静か。

明日はどんな1日になるだろう?不安だったりどきどきしたり。

それは私だけではなく、夫もお腹の子どもたちも家族も同じと思うと落ち着ける。

ポジティブな気持ちもネガティブな気持ちも、身体的な痛さや心地よさも素直に受け止めて、隠さず過ごしたい。

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無事産まれました❤️‍🔥

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