見出し画像

人生とは何か

「〜とは何か」シリーズ第三弾です。
大変ありがたいことに、最近いいねしてもらえることやフォローしていただけることが増えてとても嬉しいです。

太宰の言葉に

「本を読まないということは、その人が孤独でないという証拠である」

というものがあるんですが、これ、私は「本を読まない」を「文章を書かない」っていう風に言うこともできるなあって最近思っていて。

私、どういう時に文章を書きたくなるんだろうって考えた時、決まって寂しい時かもしれないということに気がつきました。
今生きている現実の世界で誰とも気持ちを分かり合える気がしないから、何も言わないスマホのメモに自分の思いを書いてぶつける。
(書くというより、フリック入力で打ちこむが正しいですが)

書きたいことを書いて、SNSにあげてみたら、この世界のどこかに私の書いた文章に共感してくれる人がいた。
そんな時、良かった…私1人じゃなかったーって安心してしまう。

逆に孤独を感じない、日常生活が充実していると感じている時にはまったくこういう文章が書けなくなります。

前置きが長くなりましたが、今回も例に漏れず、ただただ私がうだうだと頭の中で考えたことを文章にして垂れ流しているだけのものですので、
「ふーん、こいつはこういう風に考えるんだな」
というくらいのテンションでご覧ください。



☆〜(ゝ。∂)ハジマルヨ~ン


「人生とは何か」

たった23年しか生きていない私が語っていいものかどうかわかりません。
うまく語れる自信もありません。
ですが若いうちに、愛や幸せや人生やらとは一体どんなものかといった「答えがない問い」について自分なりの答えを出そうとトライするって大事なことなんじゃないかなと思うわけです。

だって、歳をとった時にはきっと、考える時間はあっても行動できる時間が限られてくるから。

寺山修司も

「人生には、答えは無数にある。
  しかし
  質問はたった一度しか出来ない。」

って言ってます。
きっと答えは一つじゃないし、一生かかって変わっていくものだと思います。

という訳で、約23歳と5ヶ月の”今の私”が考える「人生とは何か」について書いていきます。

人生は一箱のマッチに似ている。
重大に扱うのはばかばかしい。
重大に扱わなければ危険である。

芥川龍之介「侏儒の言葉」

この言葉、私はすごく好きです。
言い得て妙。
死に怯え、魂を擦り減らして生きることは幸せな人生にはつながらないと思うし、かと言って、まだ若いからなどと言って日々を蔑ろにして怠惰に生きることもいつか後悔することになるだろうと思う。

重く捉えすぎず、されど軽んじず。
バランスが大事っていうことを教えてくれる言葉です。さすが芥川龍之介。

次にこの言葉を。

人生は、段々に諦めていくこと、
絶えず我々の抱負、我々の希望、我々の所有、我々の力、我々の自由を減らしていくことの修行である。

アミエルの日記

諦めるってすごく難しいことだと思うんです。
まだ若いですが、それでもやっぱり高校生の時に比べて体力が落ちたな…とか、肌荒れの治りが悪くなったな…とか、痩せにくくなったな…とか自分は着々と衰えていっていることを実感します。

若さ、美しさ、健康、地位や権力…。
今あるものは歳をとるにつれ、失われます。
それは誰にとっても、絶対に起きうることです。
どれだけ抗おうとも、ヒトは老い、死ぬことが決まっている。
今という時間を全力で生きられた人は、そういう未来をきちんと受け入れられる人になれるんだろうなって思います。

過去の栄光にすがりつづける大人にはなりたくない。かっこいい歳の取り方をしたい。
樹木希林さんの

「時が来たら誇りをもって傍にどけ」

っていう言葉を実践できる大人でありたい。

次はちょっと人生に対して悲観的な言葉。

人生というものは、通例、裏切られた希望、挫折させられた目論見、それと気づいた時にはもう遅すぎる過ち、の連続にほかならない。

ショウペンハウエル「自殺について」

ショウペンハウエルって、かの有名なニーチェに影響を与えた厭世主義の代表格みたいな人なだけあって、いうことがすごい悲観的。
そんなことないって…!
きっといいことあるって!と励ましたくなる。

鬱真っ盛りの頃はすごいショウペンハウエルに傾倒してましたが、元気になった今では、
そんな嫌なことばっかじゃないよ人生。と思えるようになってきました。

最後!有名なやつです。

人生はクローズアップで見れば悲劇
ロングショットで見れば喜劇

チャールズ・チャップリン

多くの人が聞いたことはあるであろう言葉。
そして、ほんとにその通りだなと思う言葉です。

生きていたって嫌なことばっかり、辛くてしんどいだけとその時々は思うけど、終わってみるとそれもまたいい経験だったなとか思えるようになっている。

鬱の頃、支えてくれた友人がくれた
「長い目でみようよ。辛い時ってさ、今起きてる嫌なことばっかりに目が向いちゃうんだよ。
いつか今の苦しみが、君を支えてくれる日がきっと来るよ。」
という言葉を思い出します。

あの頃は特に落ち込みがひどく、
こんな気持ちが一生続くのか…とか思っていましたが、そんなことはなかったです。
あの時あれだけ苦しんだから、今こうやってこの文章を書けているわけですし、少し楽な生き方を手に入れることができました。

最期に笑えれば、途中流した涙にも意味が与えられるんだ思います。


…結論、「人生とは何か」をまとめたい。
イチバンしっくりくるのは、最初に挙げた芥川の「人生は一箱のマッチに似ている」ってやつ。
よし、私も「人生とは何か」で名言を生み出してみよう。

…では。

「人生は財布の中の一万円札に似ている。
まだあると思っていても、知らぬ間に浪費し、
気がつけば、二千円しか残っていない。」

……うーん。
全然響かないな。

まだこの先人生長いし♪とか思ってるうちに、無情に月日は流れ、気がつけば歳をとっている。
ああ、若い時にもっとああしておけば良かったと後悔することが少ないように。
若さにかまけず、日々を大切に生きていきたい所存です。

あーあ、立派な大人になりたいなぁ。

人から認められたい、自分は価値のある存在だって思いたい…って生きてるうちはまだ全然ダメダメなんだろうなー。

「ああ面白かった、疲れたー」
って死ぬのが夢なんだ。

津田雅美「彼氏彼女の事情」


BGM
・THE YELLOW MONKEY「バラ色の日々」
・グループ魂「もうすっかりNO FUTURE!」
・日食なつこ「廊下を走るな」
・フジファブリック「夜汽車」



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?