佐々木ののか

文筆家。✉tegami@sasakinonoka.com Twitter:@sasakinonoka

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    『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』(亜紀書房)が刊行されました

    こんにちは、文筆家の佐々木ののかです。 2022年3月25日に、私の2冊目の単著となる『自分を愛するということ(あるいは幸福について)』というエッセイ集が、亜紀書房さんより刊行されました。お手にとってくださった方々、本当にありがとうございます。たくさんのご感想をお寄せいただけたり、気にかけてくださったりと、身に余る喜びの波が毎日押し寄せているのですが、今回の本は多くの方にお手にとっていただきたい気持ちがとくに強く、発売から1ヵ月経ったこのタイミングで、本書について改めてお知ら

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      • 私は“わきまえてきた”サバイバーだったのかもしれない

        性被害で声をあげる人を見るたびに、引き裂かれる私がいた。 かつて被害に遭った身として「私は被害者の方の味方だ」と大声で叫びたい私と、かつて被害に遭った身として「そんなことくらいで」と思う私と。「そんなことくらいで」と実際に声に出して言ったことはない。そうすべきではないとわかっていたからだ。そして、ほかでもない私がそう言われることを何よりも恐れていた。 私は自分の受けた“被害”について、今でも「性被害」と呼ぶことに抵抗がある。刃物で脅されたわけでも、無理やり拉致されたわけで

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        • 五体満足なのに、不自由な身体

          本日はお忙しい中、「五体満足なのに、不自由な身体(しんたい)」の公演にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。上演に先立ちまして、皆様にいくつかお知らせしておきたいことがございます。本公演は8章構成、15626字と、やや長めの作品になっております。4章の終わりに約3分間のトイレ休憩を設けておりますが、そのまま鑑賞を続けていただいても構いません。また途中、過激な表現が多発しますので、ご気分の悪くなられた方はご遠慮なく途中退席してください。職場環境が原因で精神疾患を患った

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          • 幸せだって言ってんだから、みんな私を祝えバカ

            今夜も酩酊してトランスへようこそ、胃からせり上がる悲しいとか寂しいを咀嚼しながら嗚咽、泣きながら歩いていたら電柱にぶつかってひっくり返って鼻血が出た。 こんな夜に家に誰かいて、叱られたり心配されたりされたら嫌だなぁと思いながら家に帰ると、やっぱり誰もいなくてホッとする。 5畳のワンルームにあるベッドまでの道のりの間に、リュックを置き、上着を脱ぎ、靴下を脱ぎ、服を脱ぎ、下着を外して、ベッドになだれ込めば快楽が身体じゅうに充填。 さみしいなぁ、さみしいさみしい。 そう呟き

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