#6 教員に何か話したいときには先に結論を伝えたほうがいい

世間は,自民党総裁選の話題で持ち切りなのですが,菅さんの記者会見を見ていたら,記者さんがよくわけわかめな質問というか持論を時間を使って勝手に展開していていました

 (所属とかお名前知ってますが,そこは大事じゃないし,別にどうでもいいと思っているので書きません)

それに対する菅さんの切り返しを面白いなぁと思ったと同時に,「昔,指導教員に言われた内容」を思い出しました

学生と話をしていると,結局何を言いたいのかわからないということが多いです

例えば,授業内容の質問をしに来て,「この問題のこの点の解説をお願いしたいです.来る前に,AとBの教科書は確認してきました」ならすぐに話ができますよね
一方で,「この問題を解いてたんですけど,答えがわからないんです.どうしたらいいですか?」みたいな感じで来る学生がいます
「あなたはこの問題のどこがわからなくて,どこまで調べて,どこまでは理解できているの?」という質問をせねばなりません


学会発表などでも,「Aという結論が得られました.これは〜」みたいな感じであればわかりやすいのですが,「Xは〜であり,Yは〜であり,Zは〜であることから,●●という結果が得られ,▲▲と思いますので,結論は〜」みたいな感じだと,結局何が言いたかったんだろう?ってなることが多いです
これは,学生の学会発表に多いかなと思います

てか,学会発表するなら死ぬほど練習していこう(笑)

実際,私も卒論発表や初めての学会発表の練習のとき,指導教員に「お前の言っていることは回りくどすぎて何を言いたいのかわからない.まずは伝えたい内容をバシッと目立つように書いて,それを説明していったほうが聞いている方は聞きやすい.発表は自己満足じゃない」的なことを言われました

たしかにそうだなと

人に自分の考えを伝える方法は様々あると思うのですが,シンプルに伝えたいのであれば,結論を先に伝えて,それを支持する内容をつらつらと説明していくほうが効率的だと思いんです

「効率効率ってうるさいなぁ」って思うかもしれませんが,「効率=時間」と考えれば,効率良くできることがあるのであればそうした方がいいですよね?

教員に相談や質問をしたいときには,頭の中で考えるだけでなくて,紙なりスマホなりに考えをまとめてから自分自身で「伝えたいことの結論は何なのか?」を整理してから訪問してみてください
得られる回答がいつもとちがうかもしれません

【追伸】上記した内容が100点というわけでありません
その時々に応じて質問や相談の仕方は変わるし,変えるべきだと思っています

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