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僕と仕事と創作のはなし

インターネットで練り物をしている傍ら、
歌をうたったり、文をしたためたりしています、
笹かにかまと申します。大学4年生です。

ありがとうnote

なんか今日までに記事書くと
連続投稿4か月目らしい。

とはいえ何を書いたものか、、と思ったので、
twitterで読んでみたい記事を募集してみました。

記事ネタ案のご提供、アシュ(感謝の意)

いろいろ面白い案をいただいたのだが

今回はその中から

「最近、就職活動を終えた笹かにかまが
 学生時代を振り返って記事書いてみた」

というテーマで文したためようと思います🔥


こう見えて実は〇〇になりたかったんです

いま、ご覧のとおり練り物として
歌ったり曲作ったり文章書いたりしてます。

将来、そのまま芸能界とかクリエイティブ系の
仕事いくんちゃうの?って思ってた方も
多いかと察してます。

でもね、実はわたくし、もともとは

生物学の研究者になりとうございました

ひとくちに、生物の研究者といっても、
いろんな人がいるんです。

たとえば、扱ってる生物のちがい。
野山に分け入って動植物の群れを調べたり、
船に乗って海のプランクトンを調べる人なんかもいます。

その一方で、研究室に引きこもって
ずーっとハエとか、目に見えない微生物とかと
にらめっこする研究もあるんやで。

そのほか、研究の仕方にもちがいが。
実際に野外に出てデータを集めるのが
メインの人もいれば、

PCカタカタして遺伝子などの
目に見えない情報を解析するお仕事を
専門にする人も。


このように、生物学者といっても
いろんな人がいるんですが、

僕は

 いろんな生物を見くらべて、
 そいつらの「絶滅しないコツ」を
 みつけだす生物学者

になりたかったんです。

Youはどうして生物学生に?

なんでこういう生物学者になりたかったかというと
「このままだと人類滅びんじゃね?」
と割と真剣に思ってたからです。

1972年に
「このまま人口増えたり、今のやり方で経済発展続けると
 2030年には地球が人類の成長を支え切れなくなるぞ~🌎🔥」
っていう論文が出たんですよ。
(ローマクラブ「成長の限界」)

人間、割と愚かなので、
資源が足りなくなったらバチバチに
奪い合い殺し合いしてきた歴史があるじゃない?

そうなってしもうたら、
もう自分ひとりの力では
自分自身も、自分の大切にしたい人のことも
守れなくなっちゃう!ということに
高校生のときすげ~ショック受けて。

そうなる前に
人間が「持続可能に」生きてくための方法を、
ずーっと長い間地球で暮らしてきた
"先輩"たちの生き方から学びましょうよ!
ということがしたかったんですね。

入学後のギャップ、エグすぎんか???

ただし、そういう想いで入った大学、
思ったようにはいきませんでした!!

       終
     制作・著作
     ━━━━━
      ⓃⒽⓀ


続きますけども。

まあ実際入って勉強してみたら、
僕が入学時にやりたかったことを
研究(実験)に落とし込むのが
すげー難しいことが分かったんですよ。

なんか普通に研究者の道をイメージして
入ったけど、俺そもそも生物研究者向いてる??

このままで大丈夫???人生???
みたいな。クッソ悩みましたね。
死ぬかと思った!

一瞬大学中退しようかと思ってた()

メンタルBADキマりすぎて入院したーーー☆

「え、俺人生だいじょうぶ???」
みたいなことをうすうす感じつつ
ヌルヌル過ごしてたら4年生になってました。

もうほぼ入学当時の夢と希望が
燃えカスになってる状態で、
卒業は迫ってるから研究進めないといけない、
でもどうやって研究に向きあえばいいか分からない

みたいな状態で数か月過ごしてたら
耳聞こえなくなって病院送りになりました。草。


入院時、寝るしかやることないなかで、
自分が毎日欠かさず考えてたのは、
"趣味" として続けてた創作のことだったんです。

その時に、改めて
「あ~俺、創作だいすきマンなんやな、、」って気づいて。

"ただの趣味" として
細々と続けるつもりだった音楽が、
耳が聞こえなくなったことで
もうできなくなるかもしれないと思ったんです。

そこが、自分の創作にとっての
大きなターニングポイントだったなと思います。

(おかげさまで聴力はばっちり戻りました👍)


アーティストとして生き残るための「仕事」

そこからは
自分を縛っていた過去の色んなトラウマとの闘いでした。

自分から作品とったら
もう自分が自分でなくなってしまうような感覚。

自分が社会の中で生きていくためには、
アート活動を支える「仕事」が必要だと
うすうす感じておりました。

周囲との色々な兼ね合いもあり
去年の6月ごろの自分は、

「なんとかして自分一人で
 生きていける力を身につけないといけない」

「そのためなら、
 大学を中退することもいとわない」

というありえんくらい
尖った思想を持ってました()

そんな自分が
仕事と創作を融合するため、最初に考えたのは、
「音楽を仕事にすること」でした。


でも音楽業界はマージで競争激しい!

アートには、本来優劣ってないと思うんです。
技術の熟練度の差こそあれ、
熟練していたからなんだという話です。

作品のひとつひとつには、
その人の命が描き出されるというもの。

好き嫌いの差こそあれ、
別に歌が上手いからこれは優れた作品だ、
とか、そういうことは本質的にはないと思っている。


ただし、
それを商業ベースに乗せていくとなると
話は変わってきます。

本人の意思とは関係なく、
作品に「数字」というものがラベル付けされる。

しかもそのラベルは、プロアマを問わず。
商業ベースで勝負するということは、
今の偉大なアーティストたちと、
同じ土俵の上にあがるということを意味する。

生半可な技術や想いでは、
到底太刀打ちのできない、
なかなか競争の激しい業界だなぁという
印象をもってます。


僕は、アートをやってくうえで、
そこで勝負しつづけたいのか?

それとも、自由な表現を追求して、
生きた命の時間を、
あるがままに作品に記録していきたいのか。

僕は、まずは後者を頑張りたいと思ったんです。
そのためには、
生活と創作を支える「仕事」が必要でした。

これが、僕が就職活動を始めた動機です。


休学期間と就職活動を経て

死ぬほど面接おとされるんですけどー!!?

そんなこんなで、2022年の6月に突如、
大学院進学の道から就職活動を始めることに。

でもいきなりこの時期から就活はじめても、
もう正直ここからの逆転ってかなり厳しいんですよね。

一般的な学生って
3年次の秋~冬あたりから選考を始めてるから
6月から就活始めたよ☆とかいう学生、
もうそれだけで扱いづらいんすよw

さらに、当時の想いとして
「"自分が" 生きていくために」
という発想が根底にある状態で面接挑んでたから
向こうにも必死さが伝わっちゃってたんでしょうね。

バカクソ面接落ちました。


当時の自分の心境としては、

 自分はただ希望をもって生きていたいだけなのに、
 どうしてこんなにも上手く生きられないんだろう?

 自分の内面を深く知ってもらう前に、
 いまの自分は外面だけで判断されて切られている

 社会の中に馴染んでいたければ
 僕は自分の感性を保ったまま
 生きてちゃいけないのかな?

などと思っていました。
それは、アーティストである自分にとっては、
死ぬことよりも辛い選択でした。


傍から見ても当時の自分は
相当キテたらしく(笑)、

「まずは半年間、休学をとって、
 自分がこれからどう生きていきたいのか、
 作戦を立てる時間を取りましょう」

という提案を、
周りの大人たちから薦めてもらいました。


いまの自分と、就活と、創作と。

そんなこんなで、
去年の9月から今年の3月にかけて
大学を休学し、
塾バイト・就職活動などにいそしんでた。

そこでいろんな人との出会いがあって、
いろんなことを体験を通じて教えてもらって。

結果として先日、
第一志望の企業から内定をいただいて
就活終了することになったのですが、

今の自分が、
当時の自分に何か一言、言ってあげられるとしたら

アートも仕事も、あきらめなくて大丈夫だったよ

って伝えてあげたいかな。


日本って
ワーク・ライフ・バランスっていう
言葉を使うんだけど
これちょっと語弊があるんだよね。

「バランス」って
「こちらを立てれば、あちらが立たぬ」という
含みのある言葉。

でも実際は、
仕事とプライベートって
そんなカッチリ分けきれるものなんだろうか?


仕事や学校の勉強が、
自分の日常生活の中で生きたり、
逆にプライベートや遊びの経験が、
仕事や勉強で活躍したり。

そんな経験、
一度くらいは感じたことないですか?

つまり
僕たちの仕事と私生活って
そもそもキッチリカッチリと
分けきれるものなのかな?
と思うのです、僕は。


もし、仕事とプライベートが
つながっているのだとしたら。

それを繋いでいるのは、
「自分はどういう在り方で生きていたいか」
っていう、想いなんじゃないですかね。


僕は、こういう体験を経て、今
「『ありたい自分であること』への挑戦を
 成功に導く人」でありたいと思うんです。

いま自分が何に歓びを感じるのか、
自分は死ぬとき、どういう人でありたいのか。

そういう感覚に誠実であり続けることが、
今の僕にはすごく重要な気がしています。


「俺ができたから、きっとみんなにもできるよ」
ってけっこう暴力的な言葉だと思ってるので

僕の経験が人様のお役に立てるかはわかりませんが、
なにかしらの想いをめぐらせる一助になったのなら
それはとてもありがたいことだなと思います。


あらためて、
ここまで笹かにかまを応援していただき、
本当にありがとうございました。

なんか感動的な締めになってるけど、
別に引退とはしません。
まだまだゴリゴリ現役でやらせていただきます。

ではまた!👋

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