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第六章 物語の始まり #04充実した毎日

恋をしていると、他のことが手に付かなくなるタイプと他のことも頑張れるタイプがいると思う。私は後者だと思っている。だって、受験勉強もかなり頑張っていたし、予備校で新しい友達もできて、かなり生活が充実していた。彼も応援してくれていたし、毎日会うとかはなくて、お互いの予定を考えて適度にデートするようにしていた。もちろん会えば嬉しいし、楽しかった。

受験本番が近づいてくると、不安になったり、勉強が辛くなったり。でも、そんな時に彼が言ってくれる言葉は素直に心に刺さって、やる気が湧いた。私も、仕事を頑張る彼に元気をあげられたらと思って、いつも笑顔で彼の話を聞くようしていた。ある日、彼の友達カップルと遊びに行った時に、「彼、ひろちゃんのこと本当好きだよ。笑顔で話聞いてくれるところがいいんだって。」と言われて、そう思ってくれてることも嬉しかった。

この時は、まさかあんなことが起こるなんて思わなかったな。

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