マガジンのカバー画像

はじめての小説

36
運営しているクリエイター

2022年2月の記事一覧

第七章 新たな日々 #01ようやく

「合格」ようやくその文字を見ることができた。ここまで頑張ってきてよかった。だけど、本当にたくさんの人たちに支えられて得ることができたと思う。家族、予備校の友達、先生、そして彼。

彼に合格を伝えると本当に喜んでくれた。これまでは勉強優先の日々だったから、これでやっと思う存分彼と会うことができるし、遊べると思うと嬉しすぎる。彼からは「大学に入ったらかっこいい人いっぱいいて、そっちに行っちゃうんじゃな

もっとみる
第六章 物語の始まり #05そして終わり

第六章 物語の始まり #05そして終わり

ついにこの日が来た。受験本番。やるべきことはやった。緊張する気持ちを彼に伝えると、「大丈夫。やるべきことはやってきたんだから。」と言ってくれた。彼に言われる「大丈夫」がこれほどまでに心を落ち着かせてくれるとは、不思議。

試験は、出来る限りの力を出すことができた。あとは結果を待つのみ。これで本当に終わるんだなぁと思ったら嬉しいような、、でも、まだ結果が出るまでは分からないから複雑な気持ち。