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年収➖100万円。妊活への決意。

私は働くのがとても好きでした。
当時、36歳。転職で今の仕事を始めてしばらくして、リーダーに就任。そのあと少しして私は社内コンテストのファイナリストにも選ばれた。

そのあとすぐに結婚をして、私は管理職であるマネージャーになった。それと同時に給料も増え、仕事量もそれなりに増えていった。
仕事量が増えたことに対しては、特に何も感じておらず、昇格したぜと喜ぶ私。
それなのに、旦那はまったく喜んでおらず喧嘩の日々。

その頃の私たちは、不妊治療をスタートさせたばかりでうまくいっていなかった。
せっかく昇格した仕事の地位を崩したくないし、給料だって下げたくない。仕事は継続しながらだって不妊治療は出来る!そう考えていた。
もちろん、仕事はしっかり続けながら不妊治療をしている方だってたくさんいる。

でも、私は36歳。
35歳以上が高齢出産になり、妊娠率はぐっと下がる。
その後は右肩下がりに下がっていく、、。
不妊治療を始めてから色々と調べていくうちに分かった事実が重くのしかかってきた。

仕事の方が優先順位が高いんだろ、
何度も旦那にそう言われて、どうして分かってくれないんだろうと何度も泣いた。

これから不妊治療を始めるのにお金だってかかる、だから私は稼ぎたかった。

仕事・妊活・不妊治療・赤ちゃんに会いたい、、、
ぐるぐると毎日考えて出した結果は、

【管理職であるマネージャーを降りること】

仕事は今じゃなくても出来るはず。
36歳の今、私に大切にしたかったことは
夫婦で仲良く過ごしながら、赤ちゃんに会うこと。

上司にも本当にいいのかと問われたが、
私はそれでもいいと返事をした。

そんなこんなで、私は平社員になった。
今まで会社が終わってからも携帯をみては仕事の確認をしたり、休日も仕事が気になれば連絡をとる。
そんな生活が一変して、仕事時間以外は全く仕事のことを考えなくなった。
部下の面倒もみなくていいし、会社での責任もない、会議の準備だって上司にお任せ。平社員ってこんなに楽なのかと驚いた。自分の仕事だけこなせばいいので、仕事のストレスは大幅にダウンした。
もちろん、年収だって大幅ダウンしたのだが 笑。
結果、前年度の年収は−100万円。

それでも私は満足している。
あの時の決意が今に繋がっているんだとそう思うから。
あれから私は仕事と不妊治療の両立をして
37歳のいま、お腹には赤ちゃんがいる。

あの時のわたし、ナイス決意!
自分で自分を褒めてあげた。







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