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年末に近づくと思う事

年末に近づくと…。
元日に亡くなった。親友の命日が近づきます。

僕のひとつ後輩の命日。
18歳から25歳くらいまで、ほんとにめっちゃめっちゃ遊んだ親友。

一緒に釣りに行ったり、ごはんしたり…ゲームしてまったりしたり。

その後輩は、16歳、17歳は、本当に尾崎豊ばりのリミッターカットしたバイク。マフラーには穴を開けて、3人乗りをして、人様に迷惑をかけるような後輩。そして、暴力団に入るか入らないかと悩む…そんな、後輩でした。

それをしないようにとまだ、携帯がない頃なので、ポケベルで生存確認をする。
そうしているうちに、僕の言う事は聞いてくれるようになり、中卒だった後輩は職業訓練校に少し真面目に通うようになった。
職業訓練校が終わると、いつも遊びに来る。
また、自分が遊びに行く。

その後輩はひとりっ子で、兄が欲しかったようで「先輩、お兄さんになってもらってもいいですか?」と、身長170センチない、リーゼントの髪の後輩は無造作に話をして来たものです。

本当にいいやつでした。
喋るのは下手でしたが、知らない間に助けてくれる。本当に不思議なやつで。
本当に違う世界には行かずに止めることができ、家族ぐるみで、お互い招き入れ、仲良くしました。

雨の中、ゲラゲラ笑いながら走り回る。
雪の中もゲラゲラ笑いながら追いかけまわる。

なんなんでしょうね。
楽しい青春時代でしたね。

そんな後輩も結婚して、少し縁遠くなりましたが、家族もできてよかったと思った矢先、元日奥さんからの一報。その時も、元日だったので、大晦日から仲間と飲んで酔っ払っていた自分は、元日の夕方は大体大爆睡。

そして、起きた時に携帯を見たら、いっぱい電話が入っていたので、新年のあいさつかなと電話したら、奥さんの悲痛な声でした。もう、一生忘れません。
それで、すぐ自宅に向かったら、すでに棺に入っていた後輩でした。
そこからは、家族と一緒に、通夜、葬儀…。
そして、親御さんからのたっての希望で、火葬場まで、僕を連れていってくれて、骨を拾わせていただけました。

もう、つらさしかなく。
もう、数ヶ月、何も出来ず…泣くばかりの日々でした。
お互いに青春といえば、互いにいなければなり立たない関係だったので…。もう、辛かった。

本当に今でも、後輩に感謝をしているし、毎日遊んだり、バイトも同じバイト先で働いたり…。忘れないですね…。

また、命日が近づいて来ます。
本当に戻ってこいよ!ばーか!
何やってんだよ!
って、今年も言ってやるんです。

後輩だったら、
あっ!あれですか!通夜も葬儀も…
ぜーんぶ!冗談です!

って、言うようなやつだから、
本気で今でもそうして欲しいな…。
後輩が亡くなって、まもなく10年が経ちます。
ありがとう。そして、これからもよろしく。

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