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ガムトークで書く『教会の話』

noteを始めて1ヶ月ほど経ちました。
ひとつ気付いたことがあります。

書く行為は好きだけど、書く話題がない。

これに尽きます。
いつも同じような日々の繰り返し。記事にしやすい面白おかしい出来事なんてそうそう起きません。
今の所は週2ペースで更新出来ていますが、どう絞り出しても何も書くことがない、そんな時が来るのも時間の問題です。 

何かお題さえあれば……!

そう思った矢先、数年前にある物を購入したことを思い出しました。

角刈書店『ガムトーク』

こちらは「ガムトーク」というカードゲーム。
箱の中には細長いカードが60枚入っており、オモテ面には①〜⑥の番号がふられたお題、ウラ面には番号が書かれています。

箱から1枚カードを引き、その次のカードのウラ面に書かれた番号に対応するお題で話をするというルールです。
得点や勝敗がある訳でもないので、ゲームというよりも話題を作る為のツールといった感じ。

今回は、これを使ってnoteを書いてみます。
早速カードを1枚引きましょう。

この場合は、引いたカードの2番目のお題。
つまり「教会の話」になります。
なんとか書いてみますね↓


昨年観た映画で、トップクラスに面白かった作品。
『ヴァチカンのエクソシスト』の話をします。

タイトル通り、舞台は1987年のヴァチカン。
カトリック教会のローマ教皇に仕えるエクソシストのアモルト神父が、古い館に憑いた強力な悪魔を祓うお話です。

こう書くとゴリゴリにファンタジーな印象ですが、この映画の原作本である『エクソシストは語る』は、実在するローマ法王庁公認のエクソシストが実体験を元にして書いたものだとか。

私は正直、悪魔憑きなんて現実にあり得ないでしょ〜と思っているのですが、作中でも「エクソシストに来る依頼の98%は医学的に解決できる」という台詞が出てくるのが意外でした。 
精神医学が今より未発達だった時代は、不可解な言動や行動を全て悪魔のせいにして解決していたのかも知れません。

私はホラーが苦手なのでエクソシスト物も初めてでしたが、思ったよりもアクションやギャグの要素が多かったので怯えずに観れました。 
いちばんの見所は、ベテラン神父であるアモルトと新米神父のエスキベルの凸凹バディです。アモルトはスクーターを乗り回すつよつよおじいちゃんだし、エスキベルは神父の癖に「罪の告白は八ヶ月ぶり」なんて抜かすダメっぷり。ふたりとも可愛い。

悪魔祓いの儀式に関しても全くの無知でしたが、ひたすら集中して大声で聖書(祈祷書?)を読むというゴリ押しっぷり。ほぼ寺生まれのTさんです。
最終決戦なんか本当に「破ァ!!!!」って感じ。エクソシストってスゴイ、改めてそう思った。
悪魔祓いのお祈りってラテン語で詠唱すると攻撃力が上がるらしいですよ。

一つだけ残念に思った部分を挙げるなら、実際の歴史上で起こった異端審問の扱いです。
中世ヨーロッパでは、カトリック教会が信仰に反する者に処刑と称して拷問や虐殺を行っていた事実があります。作中でもこの異端審問に触れているのですが、「当時の聖職者達が悪魔に憑かれていたせい」という描き方をされているんですよね。

これは、フィクションとはいえ良くないのでは……?  続編もありそうな終わり方だったので、次回はその辺りも整理して気持ちよく観られる作品になって欲しいなあと思います。

ともかく、エンタメ全開の明るいホラーなので元気になりたい時にオススメな映画です。


思ったより長くなりましたが、書けました!
お題に沿って書くのは、自由に書きたいことを書くのとは違った筋力を使って面白いです。
楽しかったのでまたやろうかな。

今回使用したガムトーク、箱の裏面にはこう書かれています。

話にオチがなくても大丈夫。
話終わったら「良い話や」と言ってあげてください。
場が和み会話が弾みます。

角刈書店『ガムトーク』

ということで、良い話や!

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