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二十歳なんだから

友達とスーパー銭湯に行ってきた。
150円のコーヒー牛乳を二人で買った。

数字の桁が大きくて20番代からしかなかった。
友達は、24番、私は26番を選んだ。
お互いの誕生日だった。

あとで、誕生日にしたでしょ?と聞いたら笑っていた。


二十歳なんだから。
よく聞く言葉。

そんなきりのいい数字ももうすぐ終わりを迎えるが、なんだかしっくりこない。
まず自分が二十歳である実感のなさと、二十歳だからと10代後半と地続きでお酒が飲めるようになるだけでなんの変わりもないのにいきなり大人のような扱いを受けることに10代の頃の自分が黙っていない。

大概言ってくるのは私より年上の人だが、彼らは私のように思ってはこなかったのだろうか。

もちろん二十歳だから、やってやろうじゃないかという挑戦的な想いはある。そういう意味で言ってくれるのはわかる。

父親は、そんな私の考えに共感してくれた。
同じことを若かりし頃思ったと。

血の繋がりには抗えないのですね。

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