小池光の「わからなさ」と服部真理子の「わからなさ」
まず、『短歌・2015年4月号』「次代を担う20代歌人の歌」と『歌壇・2015年6月号』…時評「わかる」とは何か、「読む」とは何か(服部真理子)を読まれ上での論考であることを共有していることを前提としてほしい。
以下はどちらも『短歌・2015年4月号に掲載された服部真理子の作品である。
a,水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしを巡るわずかな水
b,白木蓮に紙飛行機のたましいがゆっくり帰ってくる夕まぐれa,小池は「イメージが回収されないのでキツネにつままれたようである。」と服