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漢方薬局で本心を伝えるのに3時間かかった話(ニキビ人生編 part.1)

退職→無職 の間にやるべきことの一つとして、自分の体に向き合うことを課した。
自分の体を疎かにしないというのは、現代の私たちにとっては割とハードルの高い「当たり前」のことだ。

私の体の問題は10代の頃からただ一つ、「ニキビ」である。

思春期ニキビから順調に大人ニキビに移行する過程で、ニキビ発生の原因は複雑に変わっていったのだろうが、定期的に掛かる皮膚科代や、突発的に買ってしまうニキビ用基礎化粧品などにかける労力はこの15年ほど変わることなく、良くなったり悪くなったりを繰り返していた。

ニキビで皮膚科に行くレベルの人だったら分かる話だと思うが、
これまでの対処法は以下のような感じ。

【皮膚科処方】
抗生物質の錠剤
ビタミンBやCなどの錠剤&それらが入っているというローション
皮膚を薄くしターンオーバーを促進するちょっと劇薬塗り薬
保湿系ローション
よくわからない軟膏類
よくわからない皮膚科仕様の石鹸類


これらで一時良くなることはあったが、耐性ができてしまうのか効き続けることはなかった。

そんな私に救世主のように登場したのが「ピル」だった。
ある有名なニキビクリニックで初めてピルを処方され私のニキビ人生は一変した。
主に避妊目的で処方されるピルだが、ホルモンを管理するという目的が私の大人ニキビにぴったしはまったのである。

元の体質上「肌がきれい」と褒められるレベルにはならないが、これまでの精神的な苦痛から解放され楽しい20代後半独身ライフを過ごさせてもらった。

時は流れ、ピル歴約7年の私も結婚し33歳に。
外野からの「結婚しろー」が「子どもまだかー」に変わった中で思うことは一つ。


ピル・・・・いつまで飲んでていいの・・・??


もちろんピルを飲んでいる限り、子どもができることは99%ない。
そろそろ子どもが欲しいと考えるならばピルを辞めるという選択肢一択になるわけだが、正直、子どもはどちらでもよかった。
というか変な話だが、子どもができる可能性を取るか、ニキビがある人生を取るかを本気で悩んだ。
子どもを切望している人からすれば、ふざけんな!と言われる話かもしれないが、ニキビに悩み続けた私からすれば「子ども<普通の肌」というのも全然おかしな話ではないのである。
人の悩みは千差万別。

しかし、「普通の肌」を選択したとしても心の奥で疼く迷いは消えない。


毎日薬(ピル)を飲んでいるという「‭人としてこれで本当にいいのか感」。


そこで私は決意した。


ピルをやめる。


これは私の中で「まともな人間になる。ちゃんとした女になる」くらいの決意だった。といっても無謀なことを選択したつもりはなかった。わずかだが勝算はあったのだ。


ピルを飲み始める前からすでに7年もの時が経っている。
決して短い時間ではないはずだ。
この間に私のニキビ体質は長年のピルの摂取によって変わっているかもしれないし、よしんば加齢によってニキビからは卒業しているかもしれない。
ということは、ピルを飲まなくてもニキビはできない体になっているかもしれない!!
何もしなくても肌がきれいな私なら、自然と子どもが欲しいと思えるようになるかもしれない!!!



「かもしれない」にかけた。



で、敗れた。

そうそう人生は上手くいかないようで、ふっつーにニキビはできた。
っていうか、ピル飲んでいた時からまったくできないわけじゃなかったし、
わかってたし、別に想定の範囲内だしと不貞腐れた。

さらに追い打ちをかけるようにピルをやめたことで私はある婦人科系の病気を発症した。それについては長くなるのでまた別にするとして、これにより私はまたピルに戻ることはできなくなり、今月ピルをやめてからちょうど一年になる。


どうにかこうにか婦人科系の病気は完治したが(大きなやつじゃないです)、
ニキビは相変わらずである。


これを今後どうするかっていうのがタイトルの「漢方薬局で本心を伝えるのに3時間かかった話」につながるのだが、導入部分が思っていたより長くなってしまったので2回に分けることにする・・・・。


「漢方」目当てで読んでくれた人はごめんなさい。
次です、次。

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