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 子供の時間と65歳以降の時間

 「人生100年時代」と唱える人が増えた。たしかに100歳をこえる長寿者は年々増えている。では、その100歳の折り返し点はいつだろうか。

 算数計算すると、50歳前後ということが分かる。が、50過ぎあたりから更に加速度的に時間は過ぎ去るのである。とすると、実際の残り時間は50年ではなく、もっと少ないのではないか。

 少年時代を振り返って欲しい。時間がゆっくり流れていた。0歳から10歳ぐらいまでは黄金時間ともいえるほどゆったり、ゆったり流れるのである。この黄金時間は、私の仮説では50代以降の時間の1/3の緩やかさである。別言
すれば、50代の時間の3倍のもち時間と言えよう。

 定年は65歳らしい。そのあと35年あったとしても、幼少年時代の1/3程度なのである。

 このことを理解した上で、定年後計画を立てるべきであろう。貯金通帳とにらめっこの定年後になりませんように。お金は、あの世には持っていけないのである。

 少年老いやすい。が、高齢者はなお老いやすい。

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