生理と向き合ってみた。

今から、私の生理痛の話をします。

見たくない方は見るのをやめてください。



私の生理痛には、高校生の頃から腹痛に加えて、排便痛がありました。しかし、排便痛は便意があるときだけだったので、トイレにいるときに耐えれば問題はなく、そこまで気にしていませんでした。


しかし、昨年から便意がなくとも排便痛が襲ってくるようになりました。しかも、この痛みは座っている時だけでなく、寝転がっていても止むことはありません。幸い授業は顔出しなしのオンラインだったので、辛い表情や状況を誰にも見せることはなく済ませることができました。

※排便痛は、腸がぎゅっと絞られたり押されたように感じて、ビクッと身体を動かしてしまわないと耐えられないような痛みです。(人それぞれあると思います。)また、排便痛は、子宮内膜症の症状の1つともされています。




この先のこと(就職してからのこと)を考えると、この排便痛の原因を見つけ、通常の生活を送れるように痛みを緩和させることが必要だと考え、産婦人科に行くことに決めました。

大学の友達には、低用量ピルを使う子と、PMSのため漢方を飲んでいる子がいたので、2人の話も聞いて、私はレディースクリニックに通うことにしました。


生理の10日前くらいに、クリニックに初診を受け、問診と超音波による検査、採血をしました。

問診では、子宮の仕組み、生理痛の種類を教えてもらい、自分からは、どんな痛みがあるか、ここに来た経緯などを話しました。

その後、超音波で、子宮の形と大きさを見ました。


その1週間後、血液の検査結果も出ました。

子宮の形・大きさ、血液の数値のどれも正常であったため、私は、機能性月経困難症でした。子宮内膜症ではなくてよかったという安堵と、これからもこの痛みと向き合って生きなければならないという辛さを感じました。

先生と話し合って、まずは自分に合う鎮痛剤を見つけることを目標にしました。最初にロキソプロフェンを処方されました。ロキソニンは、中学生の頃、市販のティーンズ用のものを飲んで全く効かなかったので、あまり信用していませんでした。

先生から強く言われたのは、鎮痛剤の飲み方です。それは、生理が始まる前日の夜から飲み始め、痛みがなくなるまで、食後に飲み続けるというものでした。

私は、今まで痛みが強くて耐え切れなくなったら、市販薬(リングルアイビー)を飲むということをしてきました。(母も同じようにしていたので、疑いなく行っていました。)そのため、生理の薬を風邪薬と同じように飲み続けることにとても違和感がありました。


実際に生理前になってみると、前日を当てるのがすごく難しいと感じました。それは、今まで自分が生理に対して「受け身」だったからだと思います。自分の身体のことなのに、もう何回も生理を経験しているのに、予兆の症状すらわかっていないことにあきれました。

結局、前日を当てることに3回失敗しました。


そして、生理が来て食後にロキソプロフェンを飲みました。その日は、5・6限に大学で授業があり、約3時間じっとしている必要がありました。普段なら、耐えられずに異常な動きをしてしまうところ、難無く授業を受けることができました。まあ、今回は初日は楽で、2日目にめっちゃきついタイプかなと思いつつ、ロキソプロフェンのことは、まだ信用していませんでした。


2日目の朝、起きて一時間半は痛みと気持ち悪さから、起き上がることができませんでした。何とか朝ご飯を食べて、薬を飲むとあっという間に元気になりました。多少の身体の重さは感じましたが、動けることに感動しました。加えて、薬が切れるのが怖いとも感じました。

その後、大学で2限の授業を受けて、友達と予約していた博物館に行きました。ここでも、普通に動ける。排便痛も腹痛もない。ほんの少し身体がだるいだけ。ロキソプロフェン凄すぎ!普通の日をありがとう。と思いました。


結果として、ロキソプロフェンをこれからも処方してもらうことになりました。あっさりと自分にあう鎮痛剤が見つかって本当に良かったと思います。しかし、ロキソプロフェンは飲み続けたら利かなくなるとよく言われるので、先生に確認したところ、今から4・5年はその心配はないとのことでした。また、機能性月経困難症は、年を重ねるにつれて軽くなっていくものらしく、身体の変化に応じて診察を受け、薬を変えたりやめたりすることが好ましいと言われました。


まだまだ、生理の話は男の人がいる環境では話しにくいし、話しちゃいけないのかなと私は思っています。しかし、親しい女子の友達には、病院に行ったことと自分に合う鎮痛剤を見つけて本当に良かったということを積極的に話すようにしています。本来なら、女性なら万国共通の話題ですし、人それぞれのことなので、聞く方も話す方もメリットが多い話です。


もし、腹痛や腰痛以外の症状がある、もしくは、生活に影響が出ているという人は自分の身体のことを少しでも理解するために、一度は自分の生理に対して能動的になることをお勧めします。

それは、友達と生理の話をしてみることだったり、症状を記録できる生理周期アプリを入れることだったり、病院に行くことだったり、人によって異なると思います。


このnoteが、女性の身体の理解と誰かの背中を少しでも押せたらうれしいです。

つたない文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


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