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乾杯をポストし、ビール好きをアピールする理由

一緒に酒を飲み交わしてみたい

私は誰かに興味を持ったり好意を持つと、必ずそう思う。

“あの人と一緒にお酒を飲んでみたいなぁ"と。


その理由のひとつに、私がお酒が大好きだということが挙げられるだろう。しかし、私は家でもお酒を飲むし、外飲みだって一人で抵抗なくできる。それでも、その人とお酒を飲んでみたい、と思うのは、その人と一緒に楽しい時間を過ごしたいという明らかな好意の現れに他ならない。

そんなお酒大好きな私は、いつの日からかXで乾杯をポストするようになった。

はじまりはなんだっただろうか。

あまりよく覚えていない。私の記憶力はカモノハシの鼻息ほどしかなく、新しい季節の訪れを知らせる風が吹けば、あっという間に大気中の酸素へと吸収されていってしまう。だから、全く覚えていない。

うどんの丼の片隅にへばりついたおぼろ昆布のような朧げな記憶を辿ると、そういえば家で飲む時は「乾杯」って言わないよなぁなんて思ったような思わなかったような。それでXで「乾杯」って言ってみたような違うような。あぁ、やっぱり思い出せない。これは、日々、アルコールを飲んでいる弊害だろうか。

いや、そんなことはない。

断言しよう。私は基本的に何も覚えていないのだ。起きたまま寝ているのではないかと思うほどに、色々なことを覚えていない。先日母からも、「この人は人の話を全く聞いていないし、覚えてもいない」と憎悪を込めた表情で言われたような気がしなくもない。こんなことすら覚えていない。

だから私は、いつでも目の前の人の話を新鮮な気持ちで聞くことができるかもしれないし、自分の話を初めて話すかのように話してしまうかもしれない。ちょっと問題があるように感じてきたが、どうだろうか。誤解がないように伝えると、自分に利益があることだけはずっと覚えていられるので、病気ではないことを申し添えておきたい。

そんなこんなで、なんで「乾杯」とポストし始めたかについては、私に利益がないので覚えていない。

利益がないと言いつつ、ポストし続ける理由。
そして、それをnoteにわざわざ書く理由を私は考えてみる。なぜなら、暇だから。

私はお酒を飲んでいることをnoteやXによく書いている。
美味しく楽しく飲んでいることをアピールしている。

これは完全に承認欲求ではないか。
楽しそうにお酒を飲んでいる人だと思われたいという自己顕示欲の現れではないか。そして、さらには、

一緒に酒を飲み交わしてみたい

と思われたいと思っているのではないか。


多分、そう。
そんな気がしている。

しかし、見てくださったみなさんが、私の思惑どおりに"この人とお酒を飲んでみたい"とは、思わないのではないか、という気もしている。そう簡単にうまくはいかないだろう。
なぜなら、ただビールを飲んでいる人アピールだけでは、一緒にお酒を飲みたくなるとは到底思えないと私は思うのだ。


その人が何を見て、何を語るのか。

どちらかと言えば、そっちの方が大事なんじゃないかなぁ。だよなぁ、私。

それでもきっと、私は飽きもせず乾杯をポストし続けるかもしれないし、飽きたらポストしないかもしれない。







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カンパーイ🍻






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