交通事故が目の前で起きたら

人生、生きてりゃ事故を見る

 本日、人生で3度目の交通事故発生を目撃しました。なんだか3年に1度は目撃してそのたびに通報をしています。さすが、しょっちゅう交通事故ワースト1位に輝く県、勘弁してくれ。
 備忘録も兼ねて書くので、目の前で事故が起きた際の参考になれば幸いです。

さぁ!始めにどうする!!

 交通事故というショッキングな現場を目撃した際、恐怖や緊張で動けなくなってしまう人が多いと思います。行動を起こす際、個人的におすすめなのは、動く前に大きめの声を出して自分に活を入れることです。今回も同乗者が居ましたが、とりあえず声を出したことで体が動き、一番に対応することができました。教本通りにノータイムで動ける人間は、相当事故慣れしているかバケモンかのどっちかです。とにかく自分を奮い立たせて行動しましょう。

身体が動いた!さぁ!どうする!

 自身に活を入れて動けるようになったら、まずは周囲の安全を確認し、車に乗っている場合は路肩へハザードを炊き駐車。歩きの場合は被害がやばそうな方へ行き、けがの状態などを確認します。怪我人が痛みを訴えたり、気絶や出血、骨折など明らかにヤバそうなら即救急車へ連絡。日和見している野次馬に声をかけ、協力し安全な場所まで移動させます。
 人に声を掛けるのが怖い場合はもう一度自分に活を入れ、服装などの特徴を指定して呼びかけるとよっぽど協力してくれます。
 事故車両のエンジンが掛かっている際は真っ先に切りましょう。燃え始めたら誰も何もできません。また、事故車両の移動が困難な場合や事故の破片が道路に散乱している場合は、二次被害防止の為、遠慮なく発煙筒を炊きましょう。こういう時くらいしか使わないので少し新鮮な気分になれます。

通報ってどのタイミング?

 早い方がいいです。ですが、自分の安全を確保したうえで行いましょう。怪我人が居る場合は、救急に電話しながら怪我人の様子を伝えましょう。音量マックスのスピーカーにするのを忘れずに。恐怖が勝って指示に従えなくてもあなたは悪くありません。できる限り周りの人に協力をしてもらいましょう。
 野次馬に「救急車!!」と指示しても大丈夫です。けがの詳細は伝わらないかもしれませんが、とりあえず呼んでくれます。

通報先と聞かれて一番詰まる所

 警察、救急、消防、どこに通報しても必要に応じ、相手方が同時並行で連絡してくれます。迷ったら人命優先で救急が無難かもしれません。
 共通して聞かれる事項で詰まりがちなのは、事故が発生した場所です。正直活を入れていても、正確な住所なんぞ分かる訳がないので、近くの交差点や電柱を探し、そこに書いてある住所を伝えてください。電柱は地名+電柱番号が振られていますが、全部伝えてください。通報した側からすれば暗号ですが、相手はしっかりと理解してくれます。
 また、野次馬に「警察!!」「救急!!」「消防!!」と指示を出しても大丈夫です。大声で人に指示を出せる貴重な機会です。

通報後の対応

 救急に通報する案件の場合はおとなしく仕事は諦めて救急到着まで看護しましょう。いい経験になります。警察の場合は警察側から「必要に応じて再度連絡します」といった旨の連絡で解放されます。社畜ならそのまま仕事に向かい、仕事が嫌ならパトカー到着まで待ち目撃情報を子細に伝えましょう。経験があるなら、細心の注意を払った上で交通整理をするのも手です。
 この時、常識ですが上司に連絡を必ずしましょう。すぐ職場に呼ばれた場合は、コンビニで封筒を買い退職届を書いたうえで上司にプレゼントすることをお勧めします。

ぶっちゃけ指示出すだけで良い

 目撃者が複数人いる場合、一番大事なのは最初に動き出してみることです。周りの安全を確保して公道に飛び出せば、周りの人も何となく救助モードになるので、そこで指示を出しまくりましょう。救助モードの人たち(野次馬)は取り合えず指示を待ってくれています。助ける気がなければ、そもそも出てこないので遠慮する必要はありません。

さいごに

 ぶっちゃけ一番に飛び出て様子を確認したり通報したりは、想像以上に精神に来ます。今日の昼の出来事ですが、半日たっても歩くときに足がすくんでしまいます。セルフケアは絶対に行いましょう。私は今日の通報後、職場で昼食をとりましたが、気が付くと手が震えてました。
 事故を目撃した際、行動できないのは決して恥ずべきことではなく、そこで自分を責める必要はありません。自己の内容によってはトラウマになりかねないので、野次馬せず、交通の妨げにならないよう移動ができれば満点です。

 日常でいくらこちらが交通ルールーを守って生活していても、相手が守らない限りは事故に巻き込まれるリスクがあります。相手が悪いとかそういうのを抜きにして、かもしれない運転をしていきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?