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コミュニケーションに困ったお父さんには特に観て欲しいな

僕が小学生のとき、何気なく父とゲームをしていたあの頃。
2歳の時に、父と母が離婚し、父と祖父母に育てられた僕と父とのコミュニケーションは、父がさりげなく録画していたアニメ(平日16:00~再放送されていた幽遊白書やデジモンなど)を一緒に見ることだったり、ゲームをすることだった。
この映画を観た時に、ふと思い出したのは、小学生だった頃の僕と父が何気なく交わしていたコミュニケーションの風景だった。
仕事もろくにしない父で、学生の頃の僕は常に呆れていた。
『尊敬』そんな言葉とは全く無縁。
それでも、この映画を観た時に、何気なくアニメを、ゲームを、一緒になって夢中にやっていた父の事を思い出すと同時に目から涙が溢れたのは何故だろう。


今回のおすすめ映画▶︎

劇場版ファイナルファンタジー 光のお父さん

[映画紹介ムービー]
https://www.youtube.com/watch?v=194B4b405jE

-映画のあらすじ-
この人が死んだとき、泣いたりするんだろうか──自分が子供の頃から、何を考えているのか全く分からなかった父の背中を見て、心の中でそうつぶやくアキオ(坂口健太郎)。仕事一筋で単身赴任中だった父(吉田鋼太郎)が、突然会社を辞めて家に帰って来たのだ。母と妹も一日中ボーっとテレビを見ている父を、遠巻きに眺めている。父の本音を知りたい、そんな願いに突き動かされたアキオに、ある計画が閃く。アキオの得意なオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の世界に父を誘導し、自分は正体を隠して、共に冒険に出るのだ。その名も〈光のお父さん計画〉!アキオは顔も本名も知らないゲーム仲間たちに協力を呼び掛け、励まされる。だが、この時のアキオは思いもしなかった。父に家族も知らない意外な顔があるとは──。

[公式ページ]
https://gaga.ne.jp/hikarinootosan/

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個人的に出演者の方々のコミカルな演技が面白く、最後には自分と重なる部分が多く感動しました。

私自身も、小さい頃はお父さんとよくゲームをやっていました。
というのも、父は私が2歳の頃に母と離婚をし、父はその後心の病で仕事をほとんどできずにお家にずっといる生活をしていました。
仕事をしない父を私は毛嫌いしている部分がありました。<映画の中のお父さんは、超仕事&真面目人間です(笑
祖父母に怒鳴り散らしたり、全く仕事をしていない父。
当時は嫌な部分がたくさん見えました。
ただ、そんな父でも僕に対しては優しかったのです。

父は何度も僕とコミュニケーションを取ろうとし、ゲームを自分の部屋に用意し、僕を呼んでいました。
毛嫌いしていた部分はあっても、やっぱり誘惑に弱いのは子供なのです。ハマっているゲームがあれば夕食を食べた後は真っ先に父のいる2階の部屋に走って登ります。

父が難しいステージは私がクリアしたり、時には面白いゲームオーバーをしてお互いに笑ったりしました。
その中には、特別な空間ができていた。今では、そんな気がします。

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その当時をこの映画で思い出し、なんだか心の中で懐かしい気持ちと父に対しての感謝の気持ちが人生で初めて生まれてきました。


この映画を通して感じたこと


ゲームも大事なコミュニケーションツールであること。
現代では、インターネットが当たり前となっている時代で場所、性別、年齢を問わず様々な人と繋がれます。
ニュースやメディアでは、オンラインゲームに否定的な意見も多いですが、この映画を通じて
ゲームでも、いつの間にか親子同士のコミュニケーションツールになっているのではないか?と感じました。
もし、子供が『海外で働きたい!』って言っても遠く離れているから会えない。悲しい。とかじゃなくて積極的に応援して、インターネットを使ってコミュニケーションも測ればいい。ゲームでもいい。
そんな気がしました。


それと


お子さんがいる親御さんなら、
どんな不器用な自分(親)であっても、コミュニケーションの取り方は不器用なりでいいと思えます。
子供の頃の一つ一つが、全て記憶に刻まれているわけではないけど、何気ないきっかけで思い出したりするし、大切なことに気づけるんだなと感じました。
格好つけなくでもいい。休みだからどっかに出かけなきゃ、とかではなく子供と共有できる時間や身近な遊びがとっても大切なのかなと思います。

『子供の頃って、一瞬でかけがえのない時間なんだ』
不器用でもいい、子供と向き合おう、親と向き合おう。

*現在は父とは仲良しです。

-記載者-
たくみ
世田谷区にある子供向けにプログラミング教室を運営・指導をしています。
10年後の近い未来、子供たちが”小さなことでも実現できる社会をつくる”をミッションに、教室づくりに励んでいます。

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