本ブログをお読みいただいている皆様へ

サルタックで副代表を仰せつかっております川崎です。このようなブログに何かを載せるということにあまり慣れておりませんが、少々お付き合いいただければ幸いです。

このマガジンは「理事のゆるふわ日記」と名乗っておりますが、最初に理事の中でこの企画が出た際に、「ゆるふわ」の対義語って何だろう、という話題となりました。そして、編み出された対義語が「ガチムチ」です。この言葉の生みの親も近くリレー日記に登場しますのでお楽しみに。

で、しょっぱなの記事が畠山の筋トレ日記。いったいどこがゆるふわなのだろうかと多くの読者が思ったことと存じます。せっかくゆるふわ日記を書こうと言い出しているのに、畠山が「ガチムチ」でしたので、ゆるふわなイトウネシア杏子に、ガチムチ畠山と呼ばれることになった次第です。その間を、ふわっとしてはいますが、やはり教育についての話題からは離れきれない山田が、いかにも今時な教育事情という真面目(ガチ)な話題でつなぐというリレーとなっています。

つまり、ここまで、「ガチムチ」から「ガチふわ」ときて、ようやく「ゆるふわ」日記になったという変遷をたどっておりました。皆様、お気づきでしたでしょうか。気になる方は、是非また本マガジンを最初から読み返していただければ幸いと存じます。


さて、4番手の私は、ガチムチに揺れ戻すのか、ガチムチ畠山から山田、イトウネシア杏子がつないできたゆるふわを継承するのかということが問題です。

そもそも当団体は、「ガチムチ」だらけです。と言いますか、そもそも、途上国の開発課題に関心を持ち、それを実践する人は、たいていガチムチだというのが私の持論です。

なぜなら、海外での仕事はとにかく体力勝負だからということです。例えば、

・乗り継ぎ込みで20時間、時には30時間飛行機に乗り(しかも大抵は予算が限られているのでエコノミークラス)、旅行ではないので大体着いたその日から仕事(※実体験)。

・時差ぼけになどなっている暇もなく、国によっては、ありがたいことに到着した日の夜から熱烈歓迎の大宴会でべろべろになるまでお酒を頂き、でも翌日も朝からちゃんと仕事(※実体験)。

・そして、下手したら1泊4日(機中泊2日)、0泊3日(機中泊2日)という出張でした、なんてことを求められます(※実体験)。

・また、たいてい初めての国では一度はおなかを下します(※実体験)。一晩中トイレにこもって体中の水分を絞り出されるようなあの感覚は、何度味わっても気持ちのいいものではありません。

・全く舗装されていない悪路を、サスペンションも効かない中古車の破れたシートにお尻を預けて、何時間もぶっ飛ばし続けることも(※実体験)。

体力がないと絶対もちません。


また、ガチムチのガチとはちょっと違いますが、みな何か心の中に強いものを持っていて、真剣だ(ガチだ)ということです。自己犠牲なんて歯がゆい言葉は使いたくありませんが、自分の人生の一部を、縁もゆかりもない遠い国々の人達と、より良い生き方とか、生活を実現することに費やすことになります。これを続けるためには、一本芯が通った何かを持って、ガチであること、は必要なのかなと思うのです。

一方で、まぁ、何とかなるさ、というポジティブさもガチで必要です。あんまり真面目にばかりやっていると悩むこともありますし、思い通りに行くことなんてほとんどないですからね。これは、私が仕事で初めて駐在したアラブの国で学んだ、「いんしゃらー」精神です。

(加えて、何より「楽しむこと」が大切なのですが、それは次回の記事に書こうかなと思っています)


ということで、結局はこのマガジンは「ガチムチ」たちによるガチな日記ですよ、タイトルに騙されてはいけませんよ、ということを、貴重なお時間を使ってお読みいただいている皆様に、ただ言いたかった、ということでした。上で「ゆるふわ」とご紹介したイトウネシア杏子は、「走るバイクを手で避ける」なんていう荒業を身に着けた正真正銘のガチムチですから、ね。

また、当団体のブログに目を向けていただいている皆様も、多くの方が途上国の教育問題などにご関心をもち、何かしたいと思ったり、行動されている方々なのだと思いますが、つまり、皆様も大切なガチムチ仲間ですよ、ということをお伝えしたかったということでした。

つまり、「ガチムチ」たちによる「ガチムチ」のための「ガチ」な日記なのではないかと。
(しつこいですね、すみません。。。)

さて、今回はこの辺としたいと思います。次こそ、本当の意味でのゆるふわな記事が出てくることを期待して、バトンを渡したいと思います。今後の展開に乞うご期待です。

追伸:なお、私が「途上国で道を渡る」ために身に着けた術は、「前しか見ずに一定のスピードで歩く」という方法です。前だけ見て歩いていたら、横からバイクが来ようが車が来ようが、相手が上手に避けてくれます。向こうも人をひきたくはないですからね。下手に危ないと思って止まったり、避けようとスピードを緩めたり早めたりするからぶつかるということで、相手の運転技術を信じてただ前を見て歩いていると、あら不思議、道を渡っていました、と。

この度胸(無謀?)を身に着けてから一度も危険と思ったことはありません(気づいていないだけ?)

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