3つのZEN (Three of ZEN)

サルタックのnoteの読者のみなさま、プロボノのあおてつです。2022年も半分を過ぎました。今年は日本の多くの地点で梅雨明けが早く、暑さも本格的になり、体調管理が大変だなと感じていますが、いかがお過ごしでしょうか?

これという言及はしませんが、テレビのニュースやインターネット等を見ていて、ショッキングな報道が積み重なると知らず知らずのうちに心身に疲れや不安を感じることがないでしょうか?
そこで3つのZENを意識して毎日を過ごすことをおすすめしたいと思います。

1つ目のZEN 「禅」

ZENという音から最初に思い出すのはこれが多いかと思います。歴史の授業で習った禅宗から、最近ではAppleの創業者スティーブ・ジョブズが禅へ関心を持っていたことも記憶に新しいのではと思います。

私のポジショニングとして、キリスト者という立場から、ここで、禅宗に改宗するがいいぞとはいいません。少しでも禅のエッセンスを理解し、
自分自身を「空(くう)」にする時間を1分でもいいので、1日の中で捻出することが大事ではないかということをお伝えしたいです。現代の人が1日に得る情報は、江戸時代の1年分、平安時代の一生分というような、ラジオCMを最近耳にしましたが、自身のコンディションについて客観的に捉えるために、一度自分をリセットする時間を持つことで、それができるのではと思います。

2つ目のZEN 「全」

次のZENは、全(すべ)ての意味の「全(ぜん)」です。
西洋哲学を引っ張るまでもなく、人間は身体があっての存在です。なので、知的活動だけをしていたとしても、生きるためには食事をし、睡眠をとるというリズムが崩れないようにしないと、スムーズに活動ができません。なので、全体感をもって1日、1日を過ごすことが必要だと思っています。

私が、それを考える時には、24h円グラフで典型的な1日の時間の使い方がどうなっているかを見える化したりしています。やることは単純で、24hを分類し、睡眠、仕事、食事、自由時間等をどのように分配しているかを棚卸しするというものです。その配分を見て自分の理想的な時間の使い方になっていれば別に良いのですが、そうでなければ、この時間を少し増やしたいけど、どうしたら、これを減らせるかなとか、前にずらせないかなとかを考えることが始まります。

3つ目のZEN 「善」

最後のZENは良心という意味での「善(ぜん)」です。

私は人間の1人1人の価値観、信条は異なっており、ユニークなものだと考えます。ステレオタイプ的に、同じ人種、宗教、性別だとこうである、というような考え方が自分自身の中に刷り込まれていたり、それに引っ張られてしまったりということがあります。そこには、恐れや無知からくる排他性が存在しているのだと思います。他人の言動の意図だけでなく、良心まで思いを巡らせた時に、その人の中にある過去の傷を感じる、または自分自身の考えとの違いを感じ、痛みになるかもしれません。
それでも、ある人の存在を尊重するという意味での良心をもつのは難しいでしょうか?それは現実的に苦しんでいる人のための解決にはなりません。ただ、自身の中にある相手を裁く気持ちを手放すことで、おとずれる心の安息があるのではないかと思います。

3つのZENを通して

ZENという音を切り口に、考えていたことを書いてしまいましたが、
今、自分のやりたいことをちゃんとやるために、そして、ちょっと先の自分が振り返った時に後悔しないようにするために、こころとからだを整えながら一歩前に進めればと思います。

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