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【オタクなENFPの葛藤】

私は典型的なENFPだ…しかもENFP-Tなので至極面倒くさいタイプだろう。

自分の好きな事や興味のある事以外に興味が持てず、他者からの評価も自分にとって価値がある分野のジャンルでしか適応されない。

私の場合は“私生活”に全くと言ってはあれだが…然程興味がない。
おそらく同年代の女性の向けるエネルギー量の1/3以下だろう。
そのため…恋愛も仕事も日常生活全般…そのほとんどが常に後回しでおざなりだ。

理由は単純明快だ…自分にとって価値が無く興味がないからだ。
…家事も毎日の歯磨きや片づけ、恋愛…等々、仕事人として送る生活の全て優先順位が趣味より下なのだ。

そして、興味が湧かないことに時間という”リソース”を割きたくないのがENFPだ。それゆえに、最低限暮らしていければいいという結論に至っている。
つまり…ENFPである私は、”興味のない私生活”に割く時間を、できるだけ最小にして趣味や好きなことに勤しみたいのだ。
人に与えれられた平等な資産は時間だ…その資産を興味のない事で無駄にしたくないのである。

だが、逆に好きだったり、興味がある分野や少しでも自分が楽しいと思える分野だと少し方向性が変わってくる。

私はENFPらしく多趣味だが…その中でもアニメや、漫画が好きないわゆるオタクという部類に該当する趣味が大部分を占める。
…もちろん旅行やカラオケ、ショッピングや映画も飲み会なども好きだ笑(ENFPなので)

数多くあるオタク要素満点な趣味の中で、特に意識することもなく続いた趣味の一つが”コスプレ”という趣味だ。
アニメや漫画の登場キャラの衣装をきて写真や動画を撮る。
つまり子供のころのごっこ遊びの延長…金をかけた大人のごっこ遊びだ。

不特定多数の人間と関わり合うことができ、浅く広く人間関係を構築できるだけでなく、好きなジャンルが変われば、友人も環境も変わり、そして何より誰かと何かを創り上げる楽しさがある。

もちろん、個人でできる創作趣味である、イラスト制作や小説を書くのも個人的には好きだ。絵や小説で表現すること自体、好きという気持ちに偽りはなく、好きだから…趣味として取り組む。…しかし悲しいがな、コスプレ程は中々熱中はできず飽きるため波があり断続的な趣味になりがちである。

個人で行う創作活動もENFPらしく他の人の素敵な作品をみて、やる気を滾らせ集中して作品を書き(描き)たいと思い立つ。
飽き性ではあるが、短い期間でも、熱中し、素晴らしく琴線に触れる作品や人脈に恵まれれば、かなりモチベーションが上がると共に作品のクオリティも術向上につながる。…しかし、このモチベーションの作り方諸刃の剣で…やる気をもらうと同時に落胆もするのだ。
私の作る作品はこんなすごい人たちに比べたら大した評価を受けることがなく…自分が描きたい理想とする作品と実際のクオリティには大きな隔たりがある。
自分にとって価値のある社会で…他者から評価されない作品には価値がないと思ってしまうのだ…作品の価値=自分の価値という図式になるのだ
そうなると不思議なもので楽しかった趣味が楽しくなくなってしまう。
他者とかかわることでエネルギーを得るENFPの特徴が良くも悪くも作用してしまうのだろう。
また、これは私の主観であるが、この孤独な趣味は“ENFP”の特性である常に前進・未来・将来…といった具合で過去は顧みない上に飽き性な特徴があるENFPとの相性がそれほど良くはなかったのだろう。

何せ良くも悪くも過去を振り返らない。
孤独な制作作業で生じる自分が“苦手な表現”に注視し努力して改善することができないのである。あくまでも過去の作品過去なのだ(笑)

…ただ、その思考回路が他者と作品を比較する癖にそれほど病まないという長所にもなりうるわけだ。何せ悩みを深める前に飽き性ですぐ目移りするのである。

そうしてたどり着いた結論が、ENFPである私にはこの創作活動という一人でやる趣味は続かないとうものだ。

もし私のMBTIがINTJやENTJあたりならば、『非生産的な事を考えてる余力があるなら…自分の理想の絵が描けるように努力を継続すればいいし、自分の好きな絵柄を追求すればいいのだから他所の作品と比較することに意味はない…続かないというその考え自体甘えで…努力しないのだから上達しないのは当たり前だ…そもそも金にだらない趣味で悩むのは非生産的ではないか?』…と考え自己研鑽を積みビジネスに発展できたかもしれない。

また、ISFPやINFPであったなら、『自分が楽しいと思える世界で自分の心が満たされればいいと考えて、自分と自分の作品を肯定してくれる居心地が良い人を選別し良好な関係を築けばいい』…そう考えるもしれない。

それかINTPやENTPなら『私の作品がわたしの解釈です!と思い理想の作品ができないなら描ける手法やツールを探して駆使し、理想の作品に近づければいい…評価も自分が目指すべき指標を定めてそれを模倣する…便利であるものや使えるものは使うべきだ』…そう考えただろう。

私は、それらの言葉を理解も共感はできるが、実践はできないのである…なぜならENFPだから(笑)
飽き易くて継続はできないし、全肯定をしてくれるだけの人間関係はなんかつまらないから築けないし、努力はできないけど人の評価はこの上なく気にするのだ(笑)
唯一ツールや手法を探すのは得意だが…マネや模倣は自分のちっぽけなプライドが許さない…面倒くさいことこの上ないオタクなのである。

しかし、それではただしんどいだけだ。
だから頑張っても無理なものは参考程度に聞いておいて、ENFPの良さを生かして…いいとこどりをするのだ。
その結果、ENFPの私は、創作活動という趣味をするときは『自分の好きなジャンルで好きな絵師や作家の作品に触れて、その絵柄や作品観を見つけて組み合わせて構築し、尊敬できる友人を築き、時短で結果(作品完成&そこそこのクオリティ)を出せるツール選定し使う』

かつて日本が明治時代に【和魂洋才】とスローガンを掲げたように、私もENFPのNeの特性で何にでも興味を示し、ポジティブな思考回路で人脈を構築し、なんでも色々な方法を組み合わせて試す…そして短期間で素少しずつ結果を出すことを目指していけたら…きっといつか自分でも素敵な作品を発信し誰かにとって意味のある存在になれるのかもしれない。

そう考えると、同じ二次創作でも…孤独な趣味であるイラストや小説の創作よりコスプレという表現の趣味に軍配が上がるのだろう。
自分が好きな人と一緒に作品を作っていける趣味なのも大きいが(笑)

いずれは、コスプレだけではなく、イラスや小説でも上記の手法で目標を達成していきたいと考えている。
上記のようなことを毎日考えながらながら、ほとんどを趣味のために生きているのである。

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