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【シタールでカバー】Lightning Scarlet / The Willard

耳コピ、練習、アレンジ、録音、ミキシング、etc・・
自分で締め切り、課題曲決めて、仕事にまつわる諸々の技術向上の為にトライアル作成してる動画シリーズです。
「好きだった曲を限られた時間でベストに」がテーマ
映像と被写体としての自分にはあまり自信がありません。

「若さ」って一体なんでしょう笑
学生時代、辺りの僕らが「胸をいためていとしのエリーなんて聴いてた」頃、私が胸を痛めて聴いてたのが、

The Willard(1982~)

でした。
当時好きなミュージシャンは山ほどいて、レンタルレコード屋通って手当たり次第になんでも聴いてた。ClassicだってJazzだって聴いてた。インド音楽は知らなかった。てか置いてなかった。
その中でも(私にとって)異彩を放っていたのが、このバンドでした。
おそらく一番ライブに通っていたし、当時のバンドブーム、インディーズムーヴメント渦中の(私にとって)ラスボスのような存在でした。

他の音楽が、年と共にだんだん聴かなくなっていくんだけど、このThe Willardだけは(まぁ日常的には聴かないまでも)、その楽曲が運転中とかにぽっと浮かんで、あそこは半音移動なんだな~とか、あの移調はありえん筈なのにカッコいいのは何故か、などと思索にハマったりしている。
実は仕事での音楽アレンジでも楽曲のアイディアを貰ったりしている。

The Willardはその楽曲の全てをボーカルのJUN氏がアレンジも含め作っているのですが、その質がとてつもなく高い。
そしてその難易度の高い楽曲をバンドメンバーが正確にきっちりと、しかも超絶なテンポで奏でる。
その方面では、当時技量的にもNo.1のバンドだったと(私には)思えます。
ロックバンドであることや、その見た目からも、万人受けする音楽ではないとは思うし、現在誰もが知るようなロック系のアーティストが、一度はリリースしているCMに使われそうなせつないラブソングとかもない。
だかそれがいい。と当時から思っていて、周囲に分かってもらえずとも、己の”カッコいい”に忠実にひたむきに突き進んでいく感じが、十代の私の心を鷲掴みにしたのでしょう。
だから、人にも自分がWillardフリークであることも伝えないし、勝手に孤高の存在であることをJUN氏に期待してる気すらします。

どの曲を動画にするか迷ったのですが、当時様々なバンドがインディーズからメジャーレーベルに籍を移す中、満を持して東芝EMIからリリースされた4曲入りデビューシングルの表題曲。
インタビューで「あの時は失敗だった」とJUN氏が語る真意は分からないけれど、それまでの粗削りなカッコよさから、洗練されたカッコよさに変わった当時の衝撃は忘れられない。

MERCY FOR THE RABBIT(1988)

音楽的には、まず速い!原曲はBPM200くらいをすべてダウンストロークで、かつ全体半拍くって入る進行なので、疾走感がすごい。
現役ギタリストではない私には無理ゲーだったんで、BPM160に落としてようやくでした笑
再生速度を1.25倍にするとたぶんライブでの彼らのさらに速い演奏と同じくらいかもね
強引で無茶な移調で劇的なアレンジをする曲が多いJUN氏にしては、シンプルにコード進行します。
間奏で映画音楽のようなドラマチックな展開が定番ですが、この曲では、maj<>augを行ったり来たりしつつ、徐々に盛り上げテーマで爆発させます。当時のロックボーイズ達歓喜の展開ですw
そしてサビのアレンジのなんじゃこれ感!こんなの聴いた事なかった。
速いクセにウラを徹底的に攻めまくります。

初めて動画でギター録りました、昔弾いてました。
でも10代当時この曲は弾けなかったです。
今回コピーしたのは主にベースラインです。

一番好きなエレキギタリストで、亡くなってしまったSHINさん
打ち込みリズムばっか聴いてると耳が腐るぞ~と笑いながらインタビューに答えるKYOYAさん
実直で正確に楽曲を支えるKLANさん
そしてロック界の至宝、今もThe Willardとして走り続けるJUNさん

何度も聴き多大な影響を受けた人間がまたここにも居て、ジャンルは違うけど音楽を奏でています、Most thanks !!

原曲はこちら


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