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はちみつについて

お菓子をつくる時など、砂糖の代わりにはちみつを使うことが多いサルデーニャ。
美しい空気の中で育った豊富な花々と熱心な養蜂家の技術の進歩により、その
品質は非常に高いです。

一般的に木製の箱を蜜の取れる花が集まっている場所に置き、ミツバチに巣を
つくらせて蜜を貯めます。貯まった蜜は遠心分離機にかけて濾過します。
ミツバチさまさまですね、、、

花によって場所が異なるので花の時期によって移動しながら採取
下左、遠心分離機をかけた表面の蜜の泡

たくさん種類があるんですが、その中から特徴的なハチミツを少しご紹介します。
 ⚫︎コルベッツェロ(西洋ヤマモモ)
 サルデーニャを代表するハチミツで濃い琥珀色、甘い香りの中にかすかに
 コーヒーのような香り。味わうと強い苦みを感じる。個性的なハチミツ。
 苦味があるので好き嫌いがあるが、エスプレッソに入れると美味しい。
 ちなみにコルベッツェロの実は甘い。

⚫︎カルド(朝鮮アザミ、カルドン)
 サルデーニャには多くの野生のカルドの木が成っており、たくさん採れる。
 やや淡い琥珀色~薄い黄土色、地中海独特の花の香り。ほんのりと苦みと
 スパイシーな風味を感じる。

⚫︎アスフォデロ(ツルボラン-南ヨーロッパ産のユリ科植物)
 この木もサルデーニャに多い。黄金色で繊細、やわらかな甘さで万人に
 好まれる味。

⚫︎アグルーミ(柑橘類)
 レモン、オレンジ、マンダリンをミックスしたハチミツ。色は薄く、柑橘類の
 爽やかな香りと甘さを感じる。

⚫︎ローズマリー
 薄い色合いで草木の香り、甘みは強い。
 ちなみにローズマリーの葉の香りはしない。

左、コルベッツェロ 右、アスフォデロ

蜜が濃くて固まってしまうことも多いですが、良質な証拠。
使う分だけ湯煎で温めて下さいねー (ついついレンジでチンしちゃいますが)

*この夏からSardegnasickでネット販売いたします*

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