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【SPXL】【SPXS】今だからこそ学ぶ米国株投資(S&P500レバレッジETF編)

はじめましてこんにちは、サラワン@米国債ストレスフリー投資家です!

今回は資金効率を上げるための手段の1つとしてS&P500のレバレッジETFである、【SPXL】と【SPXS】を紹介していきます!

ちょっと使いどころが難しいですが覚えておいて損は無いのでこの機会に覚えていってください。
特に手軽にShortポジションを持てるということを!

■【SPXL】&【SPXS】とは?

それぞれ米国のS&P500指数の3倍の値動きをするETFとなります。

 -  【SPXL】… 3倍のBuy(=買い)ポジション
 -  【SPXS】… 3倍のShort(=売り)ポジション

3倍の値動きをするため、大変ボラティリティが大変荒いです(汗
逆に言えば少ない資金で利益を上げられる可能性もあります。

基本情報は以下の通りです。画像2

ちょっと信託報酬が高めかなと思います。

■【SPXL】&【SPXS】の使いどころ

基本的にはレバレッジを上げてリスクとリターンを引き上げたい時に使うのが主な使い方です。
少ない資金の時に資金効率を上げたい場合や相場の方向感がわかる時に大きく張るなど。同じ元本で3倍の利益が狙えるのですから資金効率を上げたい時は非常に有利です。
書けば書くほどギャンブル要素が強いことがわかりますね(汗

なぜ、私がこの不安定な2つのETFを紹介するかというと、米国株に対するShortポジションの存在を知って欲しいからです!

長期で資産運用をしているとどうしても下落局面に直面します。
その際に少しでも損失を軽減させるためにShortポジションを持てるようにすること、これがBuyポジションしか持てない初心者との違いだと考えております。

■【SPXL】&【SPXS】のデメリット

個人的に考えているデメリットは以下の通りです。

①維持コストが高く実質利回りが低い
②ギャンブルチックな勝ち方は脳を焼く

①に関しては、他のS&P500 ETFと比べて実質利回りが低くなります。
以下、SBI証券から拾ってきた数値です。

画像1

分配金が1.73%で維持率が0.95%だから実質利回りは「0.78%」か!と思った方々、税金のことを思い出してください…。

実質利回り = (1.73% ✖️0.8) - 0.95% = 1.38% - 0.95 = 0.43%

レバレッジ1倍のSPYの実質利回りが「2.23%」なので大分見劣りしますね。

②に関しては、「ギャンブル要素が強い = 依存症」になる可能性が高い
特に、何十万、何百万という含み損を抱えた状態でポジションに有利にマーケットが動いた瞬間、みるみる減っていく含み損に安堵しながら脳内麻薬が分泌されるでしょう…。これを脳が焼けた状態と表現します。

脳が焼けた状態になると、脳内麻薬を求め生還体験を求め、多少不利な無茶な状況でもポジションを持ってしまいます。
平常であれば自制心が働くはずなのに脳が焼かれた状態ではそれも出来ません。
これでは最早、資産運用と呼べる行為では無くなってしまいますね。
無茶な行動は出来るだけ控えたいところです。

■まとめ

ということで、【SPXL】と【SPXS】の紹介でした!

何にせよShortポジションの手段を知って欲しいという思いが強いですね。
先物オプションよりも入門し易いですからね。

ここ数年間はBuyポジションだけでもそれなりに良い成績を出せていたとは思いますが、コロナショックによって少しShortポジションの重要性を感じたのではないでしょうか。
マーケットショックを一度でも食らうとShortポジション相当のことを考えざるを得なくなります。

本記事が一人でも多くの方々の金融リテラシーの向上に役立っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回以上となります!

◆米国株(SPYD、VYM、HDV…etc)についても書いています!

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