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リーマンショックの時はSESが期間工になっていたという話

はじめましてこんにちは、サラワン@元SES現メーカ勤務兼業投資家です!

今回もリーマンショック時の思い出話になります。
思い返してみると結構色々なことが起きていたなと日々思いに深けます。

SESというと広義ではエンジニアに枠組みされる存在です。
従って、専門性の高いスキルを磨くのがキャリア上の命題であり、
間違っても単純作業に従事しキャリアを消費してはいけません。

しかし、リーマンショック時にはそうもいきませんでした…。

■エンジニアの筈なのに期間工

リーマンショック時、常駐先から続々と人が戻り始めたくさんのエンジニアが仕事にあぶれました。
その間、常駐手当などは一切無くなり給料が実質カット状態です。

そんなところにとある工場から人が必要とのことでオペレータが何十人も募集されました。3勤交代だったので言うなれば期間工の仕事になります。
期間工の仕事は言い換えれば単純作業であり、仮にもエンジニアとしてキャリアを形成しようという人間がやるべき仕事ではありません。

しかし、残念ながら綺麗事で世の中回りませんので、給料のために工場の期間工紛いに従事する方々も沢山いました…。

■エンジニアキャリアに穴が空く

結局、その工場の仕事は半年間弱続いたそうです。
夜勤もあったため実入は良かったとのことですが、果たしてそれが本当に良かったのかは甚だ疑問です。

エンジニアにとって技術スキルこそが生きていくための糧であり、仕事から離れれば離れるほど鈍りますし他と差がつきます。これは自分の市場価値が低下することと同義です。

エンジニアにとって技術スキルは大切な武器です。
絶えず磨き続け、少しでも鈍らせることなくいきたいものです。

■SESの雇用会社の大罪

当時、期間工の仕事にSESが従事することは、社長は良しと考えてはいなかったそうです。社長は元技術職の叩き上げの人だったので、エンジニアにとってのキャリアの重要性は理解していたのでしょうね。

しかし、SESを期間工のように扱ったのは事実であり、大切なキャリア形成の時間を会社の利益に換金していたのもまた事実です。
日本の技術力の低下を招く一因になっているのは間違い無いでしょう。

残念ながら今回のコロナショックでも同じようなことが起きることでしょう。
間違ってもエンジニアの方々はお金のために時間を売ってはいけません。

■まとめ

ということで、リーマンショック時のSESさんのお話でした。

まさかエンジニアとして入った会社から期間工みたく「工場行ってこい!」なんて言われると思わないじゃ無いですか。本当に信じられない時代でした。

ちなみに私は支店が違ったので対象にはなりませんでしたが、何人かの同期は期間工紛いに巻き込まれていました…。
みなさんはいっちゃダメっすよ ‼️

本記事が一人でも多くの方々のエンジニアライフの向上に役立っていただければ幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回以上となります!

リーマンショックで起きたSESの闇(給料7割/自宅待機/無意味研修)の話

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