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文章が下手な私がnote を始めるまで。

私は文章が下手だ。それがずっとコンプレックスだった。

私は小学生のころから本が大好きで、特にはやみねかおるの名探偵シリーズの亜依ちゃんがお気に入りのキャラクターだった。亜依ちゃんは文章が書ける。自分で小説を書いていて、文芸部の部長まで務めている。私はそんな亜依ちゃんが憧れだった。

だって全然特技がない私だもの。勉強も大してできないし、運動に至っては壊滅状態だったので。小3のときサッカーボールを蹴ろうとしたら玉乗りみたいに上に乗ってしまい見事に転んだりしたことがトラウマですみたいなレベルだったので。せっかく本が好きなのだから、「文章が書ける」というのは、なかなか知的で良い特技じゃないかと、幼心に思ったのだ。

文章を特技にすることにした幼い私は、どうしたら文章がうまくなるのか脳みそ振り絞って考えてみた。

やっぱり本を読むこと?それとも沢山文章を書くこと?本は読んでるつもりなんだけど、もっと幅広いジャンルを読んだほうがいいのかもしれない。まず文章をたくさん書くにも、まずどう書き出していいかわからない。

「文章を書きたい」という気持ちが先走って、それらしいおしゃれなノートを買ったり、今どきワープロで書くのが格好いいと思って中古のワープロの値段を調べたりした。完全に目的を見失っている。

そんな中私が最終的に編み出したいい文章を書く自分なりの技がある。それは、

『頭の中の独り言を有名な作家の文体でかんがえて、そのノリで文章を書いていく』というものだった。

有名な作家の文体をそのまま盗んじゃうのである。言うなれば文体泥棒である。

書き始める前からその文体で考えて,頭の中で助走をつけるのがポイントだ。

さて、誰の文体を頭にインプットしようか。私が真似をしようと思ったのはさくらももこ先生だった。さくら先生の落語のように軽妙かつ軽すぎない文体に幼いながら感心したのだ。

人の文章を見るのが好きだった私は中学生になってTwitterを始めた。嵐ファンと繋がりたくて、俗に言う『嵐垢』を始めた。

そこでふと気づいたことがあった。

私はTwitter の文字制限140文字のうち、20文字ぐらいしか使っていない。

例えば、

あらフェスのグッズどうしよう?困る。

15文字。

全ツイートがこれくらいの長さなのである。べつにだからといってどうということもないのだが、ふと気になったので、長いツイートを書いてみることにした。

ところが、、、

できない。

長いツイートが、うまくかけない。

140文字の中に『こんなことがあったよ!こういう経緯だったよ!だからこうで、こういう感想だったよ!』をうまくまとめることができない。それに、最初と最後で口調が変わってしまう。これもひとえに私に文章を書く才能がないからである。私はさらに落ち込んだ。

そんなある日、主にnote を中心に活動なさってる作家の岸田奈美さんの嵐垢のタイムラインを大量に駆け抜けていった。

なぜそんな事態になったのか。

それは岸田さんが『櫻井翔さんと密室で30分間対面したら太った』という内容のnoteを書いたのだった。

初めてこの人の文章読んだけど、めっちゃ面白かったw

という相互さんの前評判である。そこまでいうならとリンクをクリックしてみた。

めっちゃ面白かった。(2回目)

グイグイ惹きつける軽妙な言葉選びと、ドンドン読んでしまう勢いのある文章と、良質なツッコミのちょうどいいバランス。これはまさに第二のさくらももこだと思った。

そこで初めてnote というsnsを知った。主にまとまった文章を投稿する場所。でもブログとも違って、自分の思いや、得意分野の解説やエッセイや、読書感想文などがほとんどである。ちなみに、漫画や音楽などの投稿もできる。

そしてときは経って高1のとき。私は『赤毛のアン』にハマり、さらには解説本なども読むようになった。あまりにたくさんの関連書籍を読んだので(多分日本語で出版されてる書籍の中で8割は読んだ)、私は、『赤毛のアンの関連書籍』についてはこの世の人の中でもかなり詳しい方なのでは?と調子に乗るようになった。

だれかにこの知識を伝えたい!!!

そこで思い出したのがnoteだった。アカウント設定は簡単だった。名前は、更級日記の『更級』 に、よくゲームなどで使っているハンドルネームの『志織』で、『更級志織』にした。

さて、お次は記事を書いて行く訳ですが。私はここで躓いた。

意外と書くことがない。おまけに、文章、難しい!

やっぱり私は文章が下手だ!!!!

と、思う今日この頃です。


おわり。



 




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